同社が提供するMRidium 3860+は、ワイヤレスリモートとセットで使用することにより、MRI室に入室せずに薬剤管理をすることを可能にする。また、デジタルパルスオキシメーターが標準装備されており、薬剤管理だけでなく動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍を測定でき、脈波や灌流量も監視することが可能である(光ファイバーSpO2センサーキットはオプション)。
現在使用されている市販各社の10mL~50mLのロック式シリンジに対応していることに加え、小児科や救急の現場からの要望に応え、注入レートを0.1mL/h~1,400mL/hまで設定することが可能になっており、現場での使い勝手がさらに向上している。
国内ではオンリーワンの特性をもつ輸液ポンプとして、現場の医療者だけではなくMRI装置メーカーにもMRidiumの認知度を向上させたいところだ。
MRidium 3860+
シリンジが使えることが大きな特徴
このパネルでMRI室外からでもワイヤレスリモート操作が可能