【JRC2015参加レポート】被ばく管理:医療被ばくの見える化 —松尾信郎先生(金沢大学附属病院)より

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展) : Expert's View
2015.04.18

松尾信郎先生(金沢大学附属病院)よりJRC2015参加レポートを頂きました!
 
被ばく管理:医療被ばくの見える化
 
石口恒男先生(愛知医科大学)と赤羽恵一先生(放射線医学総合研究所)が座長をされて合同シンポジウムが開催されました。
 
Radiation Protectionに関してDamilakis先生(University of Crete、ギリシャ)が講演されました。EUROSAFE IMAGINGは欧州放射線学会においてフラッグシップを取って活動しています。欧州放射線学会での様々な取り組みについて英語でご紹介いただきました。

 
そして、日本における医療被ばく管理の取り組みについて、五十嵐隆元先生(総合病院国保旭中央病院)が話され、日本の様々な学会での活動を紹介されました。日本人の被ばくの約60%は医療被ばくによるものであり、日本の医療被ばくは世界的に見て比較的高く、人口当たりのCTスキャナーの数は最も多いということです。鈴木らの検討によると、他の国と比べてそれぞれの検査の実効線量は大きいということはないと報告されています。正当化と最適化について2013年に日本放射線学会のガイドラインが出され、2011年の日本循環器学会の放射線被ばくに関するガイドラインが紹介されました。WAZA-ARIのホームページ上で、CT測定時のパラメータを入力してCTの線量測定ができて、線量分布の情報を知ることができるということも日常診療で利用できそうです。現在患者の被ばく登録は日本ではなされていませんが、正当化と最適化について、今後も医療関係者は努力していかなければいけないという認識を新たにしました。

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