大腸CT検査用自動炭酸ガス送気装置「エニマCO2」

ITEM2015 Report(ITEM in JRC 2015 国際医用画像総合展):
2015.04.17

大腸の新たな検査法として着実に普及しつつある大腸CT検査。精度の高い検査に欠かせない腸管拡張を安全・確実に行うため、国内初の多施設臨床試験の経験を基に開発された本製品は、独自のエアーポンプ駆動でボンベ圧に頼らず効率的な安定送気が行える。

エニマCO2

他社にない独自機能として全自動CO2送気機能(Auto Mode)と強制送気(Force Flow) が搭載され、Auto Modeは送気量と腸内圧から設定圧が自動で加減されて小腸へのガス流出を抑制し、Force Flowはボタンを押し続けている間のみ設定圧を解除し、低速で確実に送気することが可能であり、腸管の走行や液状残渣等が原因で送気が妨げられた時に有用である。
専用ワゴン(エニマCO2ワゴンPlus)は高圧ガスレギュレータ内蔵で、医療用炭酸ガスボンベと直結した利用が可能。また、エニマCO2と共に開発された直腸用チューブ「エニマCO2カテ」はシングルバルーンに加えて、肛門括約筋が弱い高齢者などに適したダブルバルーンタイプも用意されている。
更に、腹臥位撮影時の腸管拡張をサポートする専用クッション「HARAGETA」もラインアップに加わった。

エニマCO2ワゴンPlus