Flutemetamol(フルテメタモール)は、認知症の原因物質とされるβアミロイドの、PET検査での検出用薬剤である。同社と日本メジフィックスは4月、同製品の国内開発に向けた協力体制を構築したことを発表した。
国内での開発にあたり、同社は、病院施設内に設置されたサイクトロンの使用による院内でのFlutemetamol合成を前提に、同社が既に国内で販売中の放射性医薬品合成設備にFlutemetamol合成用カセットを追加するため、3月に医療機器の一部変更承認申請を行っている。合成用カセットでは、FDGやFlutemetamolに18Fを付加する設計だが、今回FDG合成用カセットが展示された。
Flutemetamolを院内で合成しない施設に対しては日本メジフィジックスが全国に保有する製造拠点からFlutemetamolを供給することで、全国の医療現場で同剤を使用できるようになることを目指すという。