【JRC2014参加レポート】 「Dual Energyの性能評価や画質に関してレポート」 富田博信先生(埼玉県済生会川口総合病院)より

ITEM2014 Report (ITEM in JRC 2014 国際医用画像総合展) : JRC & ITEM 2014 参加レポート
2014.04.14

Dual Energyの性能評価や画質に関してレポート

 
125.CT Dual-energy:clinical application/CT検査 dual-energy -臨床応用-では、Fast kV switching Dual Energy CTによる仮想単色画像のCT値と実効原子番号の精度に関する検討され、仮想単色画像における高密度で低エネルギー側では不正確であり真の単色画像ではないとの見解があった。同様に、3074.生データベースDual Energy Volume解析による仮想単色X線画像,実効原子番号,電子密度の評価報告では、真値との誤差は数%以内であり、大変良好であることが明かされた。以前の論文においても精度はかなり良いと認識し、改めて確認できた。
Dual Energy画像に関する血管における分解能に関して、123.Dual Energy CTにおけるiodine imageの基礎的検討として報告されている。線量不足と元の造影剤濃度に依存しファントムプロファイルの劣化が生じるとされ、3062.物質密度画像を用いた血管径計測精度に関する検討では、物質密度強調画像(Iodine/Water)と通常のシングルエネルギーCT画像とのファントム血管径の測定比較においては、3㎜φまでの比較であるが10%程度物質密度強調画像が良好であったと報告した。
上記、CTにおけるDual Energy画像の画質評価や性能評価において標準とされているものは無い。Dual Energy画像で物質弁別利用を考えると通常の画像評価ではなく、真の実効原子番号との差異が重視されるので従来の画質評価法であるMTFやNPSの測定での画質評価は少し違和感がある。しかし、物質密度強調画像(Iodine/Water)血管描出などの血管描出や整形領域での仮想単色画像においては構造物分解能の評価も重要であると考える。
今後、学会としてのCTにおけるDual Energy画像評価法の標準化が、提案されれば共通物差しで各装置特性や、画質に関しての、評価、研究が進むと考える。また、Dual Energy技術の臨床応用に関しても現時点では限定的であるが、更なるアプリケーションの充実や、臨床応用にも、今後に期待したい。

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