SONIMAGE HS1

ITEM2014 Report (ITEM in JRC 2014 国際医用画像総合展):
2014.04.14

同社では超音波画像診断装置を、ユーザの要望に応えるべく、“なりたいをかたちに”をテーマに開発。2014年7月販売開始予定。同製品の大きな特長は、それほど超音波画像診断装置の扱いに慣れていないユーザでも直観的に操作ができるよう、操作ボタンの数を絞り込み、それ以外の操作は画面上のタッチパネルで行えるようにした点である。しかも、操作ボタンとタッチパネルへの機能の振り分け方は、ユーザごとにカスタマイズできる。

SONIMAGE HS1

また、同社の技術を結集して開発したプローブは、高周波でありながら高分解能を実現している。ポータブル機ながら最高レベルの画質を有する。

高周波かつ高分解能を実現したプローブ

同製品には“ニードルビジュアライゼーション” 機能を搭載。神経ブロック注射などで針が目的の位置に達しているかを確認する際、従来の製品では角度依存性があり、針の位置がわかりにくい場合があったが、同製品では独自のアルゴリズムにより、動く針に色をつけることで、穿刺角度に関係なく可視化することを実現、より安全に検査が行える。

“ニードルビジュアライゼーション”機能により、針を青色で表示している

この他、ポケットサイズの超小型超音波診断装置SONIMAGE P3も展示されていた。重さわずか392g、ディスプレイユニットの大きさは11.5cm×6.8cm。プローブは表在・腹部用と血管用の2つが用意されており、アタッチメントとして付け替え可能。インターベンション時の超音波ガイド、看護師の褥瘡ケアなど、多くの医療スタッフに日常診療で活用されるシーンを想定している。

SONIMAGE P3
付け替え可能なプローブ