AeroDR2

ITEM2014 Report (ITEM in JRC 2014 国際医用画像総合展):
2014.04.14

ワイヤレス型のカセッテ型デジタルX線撮影装置。AeroDRシステムは、ワイヤレスタイプのDRとして世界最軽量という軽さが特長である。このような軽量化を実現できたのはパネル筐体がカーボン製であるためで、衝撃にも強く、高い堅牢性を誇る。内蔵型バッテリーは次世代型Li-ionキャパシターを採用。ほとんど劣化せず、発熱せず、5万回の充電が可能で30分で急速充電可能というストレスフリーな設計となっている。一般撮影だけでなく手術室でのポータブル撮影など、納入実績とともに使われるシーンが確実に広がり、最近は在宅医療の現場においても使用されているという。ラインアップは半切サイズ、四切サイズ、17×17インチの3種。
 
2014年夏には新製品で半切サイズのAeroDR2がラインアップに加わる。ユーザの要望を集約し開発された同製品は2.6kg(従来は2.9kg)と、さらなる軽量化を実現。さらに防滴性に関して、JIS規格 IPX6(耐水形)をクリアし、全方位からの水の浸入を防ぐ構造となっている。引き続き、用途拡大を目指して拡販を図っていくという。

AeroDR2
AeroDR2のパネルは新規ハイブリッドカーボンファイバー一体成型筐体をはじめ、更なる軽量化が図られた