NOBORI

ITEM2014 Report (ITEM in JRC 2014 国際医用画像総合展):
2014.04.12

 クラウドPACS「NOBORI」は、院内にサーバを設置することなく、専用アプライアンスの「NOBORI-CUBE(以下CUBE)」を必要な種類と数に応じて設置することでPACSを構成している。CUBEには1TB相当のストレージが搭載されており、直近のデータが一時的に保管される。施設の規模が大きい場合にはCUBEの設置数を増やすことで対応可能。受付情報や検査予約情報と連携するSmrat-Retrieve機能により、院内で参照が必要となる情報を事前にデータセンターから取り寄せて準備をすることで、速度を落とすことなく利用することができる。データセンターへ画像・レポートを送信する際、暗号化とともに単独では意味をなさないデータに分散して送信、国内二か所のデータセンターで二重保管することで、高い安全性を実現している。CUBEはレンタル制のため初期投資は不要で月額契約となるため、従来のPACSと比べて20%程度コストが削減できる。ユーザからの評価もとても高いとのことだ。

NOBORI-CUBE