今年のイメージインタープリテーションは、例年とひと味違います。症例のDICOM画像がWeb配信され、自分の端末で画像を確認することができるのです。閲覧する側のデバイスは選びません。ノート型パソコンからタブレット端末まで利用できます(使いにくいですが携帯端末でもOKです)。閲覧するためのアプリケーションはパソコンやタブレットに標準搭載されている最新のWEBブラウザになります。Viewerは直感的に使用でき、画像もDICOM画で配信されることで 濃度調整から位置合わせまで可能です。なにより、まわりの人を気にすることなく、自分のペースで画像を思う存分観察することができるのです。
このシステムは、“ Nadiaクラウド ”(トライフォー社製)といって、いろいろなカンファレンスや検討会ですでに使用されています。私が所属していますDIRECT研究会では、救急医がこのシステムを利用して画像の閲覧を行い、ストレスなく画像診断の講習を受けています。画像を準備する側にもストレスはありません。症例のDICOM画像を用意するだけで、Nadia クラウドが自動的に画像の匿名化を行い、クラウドサーバーに画像をアップしてくれます。また、web配信されることで生データの流出もありません。
今後、画像を共有しながらの検討会ではなくてはならない閲覧システムと実感しており、今後の新たなカンファレンスや検討会での画像供覧となっていくことでしょう。是非、この機械に新しい画像閲覧システム“Nadiaクラウド”を体感してください。そして、先生方が開催する研究会でも利用してみてください。