島津製作所/島津メディカルシステムズ

http://www.med.shimadzu.co.jp

製品情報

X線

RADspeed Pro V4 package

 今年発売された診断用X線装置「RADspeed Pro V4 package」は、現場からの要望に応え、検査中の流れを妨げない、スムーズなオペレーションを行うことをコンセプトに開発された。
 DRとX線高電圧装置の操作を一体化した統合型コンソールに加え、検査室内、操作室と場所を選ばず情報を確認することができる、情報表示モニタ(オプション、3台まで設置可能)を搭載している。
 情報表示モニタは患者の取り違えを未然に防ぐ名前確認機能をはじめ、検査オーダーの確認や撮影プロトコールの設定、撮影画像の確認など従来では検査室から出て行わなければならなかった作業がモニタを通し行えるため、円滑な検査で患者への負担軽減も期待できる。
 長尺撮影もX線管の首振り動作と同期して撮影台が自動で動き、高精度な自動結合により、つなぎ目のない長尺画像が簡単に得られる。
 撮影部位ごとに最適なフィルタに切り替わるオートフィルタや、着脱可能なグリッドなどを取り入れ、一層の被ばく低減も実現している。
 

RADspeed Pro V4 packageの立体スタンドと長尺撮影用スタンド(オプション)

 

名前を表示させることで患者の取り違えを未然に防ぐ

 

情報表示モニタを使い、検査室内で検査オーダーの確認・変更が可能に

 

X線

OPESCOPE ACTENO

 手術室や救急室で最高のパフォーマンスを発揮する外科用X線テレビシステム。前シリーズで好評だったコンパクト性を活かしつつ、開口径は78cmとよりワイドになった。完全バランス方式の手動Cアームと電磁ロック機構を採用し、より素早いポジショニングが可能に。さらに、100万画素CCDカメラと独自開発されたフィルタにより画質も向上。撮影条件の設定は、操作者にあわせて「エキスパート」「シンプル」の切り替えが可能で、誰でも使用することができる。
 また、頻繁に行う手技のポジション情報を記憶させることができるCメモリ機能が搭載され、位置をあわせて画像調整するまでの時間を短縮することができる。
 最大15fpsのパルス透視を標準装備しているので、高画質を保ちながら、効率よく被ばくを低減できるのも魅力。モニタはコンパクトに折りたたんで収納ができ、軽量・コンパクトなCアーム台車は機動重心が後輪上部になるように設計されているので、運搬も容易に行える。
 

OPESCOPE ACTENO

PET

Elmammo

 NEDO助成事業により開発されたプロトタイプを製品化した乳房専用PET装置「Elmammo」が学術参考出展された。従来からの乳がん検査であるマンモグラフィと違い、乳房を圧迫する必要がないため、痛みを伴わない女性にやさしい検査装置だ。
 検査方法はうつぶせになり装置の窪み(検出器)に乳房を当てるだけ。検査時間も左右あわせて15~20分程度で済む。空間分解能も全身のがん診断で行う通常のPET診断と比較して高く、さらに細かな組織への薬剤分布の観察に適している。
 装置のデザインは女性の意見を取り入れ、ピンク色で丸みを帯びた優しい形状になっている。
 ※薬事未承認品

検出器は装置中央の窪みにある

ブースインフォメーション

【ITEM2014 島津製作所/島津メディカルシステムズブースインフォメーション】
ブースNo.414
 
SONIALVISION G4
多目的性と検査効率、被ばく低減、省スペース化において実用性に優れ、様々な施設の要望に柔軟に対応するX線テレビシステム。スロットラジオグラフィ(オプション)により全脊椎や全下肢における高精度な計測が可能。また、泌尿器検査などで天板傾斜を行う際に観察部位の天板高さを変えずに天板傾斜が行えるUROモードを採用。

 

スロットラジオグラフィ画像

 
ブース情報
 
「Passion for Details-Discovering new clinical values in diagnostic imaging」
をテーマに島津は、医療現場のさまざまなニーズの細部にまで情熱を注ぎ込んだ開発を進めることで、新しい臨床価値を提供し続ける。ITEMでは、多くの医療施設で高い評価をいただくFPD搭載システムをはじめ、より効果的な放射線治療を支援する動体追跡システムや女性に安心して検査を受けていただけるよう配慮したシステムなどを紹介する。
 

ITEM in JRC 2014ブース No.414パシフィコ横浜展示ホール