富士フイルムメディカル

http://fms.fujifilm.co.jp

製品情報

超音波

携帯型超音波画像診断装置
FC1

新開発の画像処理マイクロプロセッサーで、描写力に優れた高解像度な画像を実現する次世代携帯型超音波画像診断装置。同社創立80周年記念商品の一つで、富士フイルム社の画像技術と富士フイルムソノサイト社の小型超音波装置のノウハウを組み合わせて開発した第一号機だ。
 

FC1

 
複雑な操作をすることなく、高解像度な画像を安定的に得ることができる。富士フイルム新開発の高度な画像処理アルゴリズムと、音速補正技術を持つMPUを搭載し、超音波の送受信で得られる膨大なデータを高速に処理。超音波画像特有のスペックルノイズを半減している。
プローブは富士フイルムソノサイト社の落下・振動に強い堅牢設計。購入後の保証期間は5年。本体も軽量でスタイリッシュな小型ボディに加え、簡単に清掃でき、汚れが入り込みにくい一体成形のパネルを採用し、携帯型としての利便性をさらに追求している。
 

プローブ

 

簡単に清掃でき、汚れが入り込みにくい一体成形の操作パネル。ボタンを極力減らし、シンプルな操作が可能

ビューア

SYNAPSE EX-V

エキスパート向けの放射線読影用ビューワ。シリーズ操作、スライス/FOV位置合わせなどの読影でよく利用される機能を最小限のステップで実現し、作業の効率化を図る。
注目機能の一つは、過去検査画像の関心箇所をクリックするだけで、対応する今回検査画像のスライスをすぐに表示できる非剛体インテリリンク機能である。
さらに、従来は読影レポートで腫瘍位置などを記載する際に、肋骨や椎骨の位置を基準として表記するため、それらの骨の位置を確認するのに目視で数えていた。この一手間が、同社の画像認識技術によって、選んだ骨を基準にして肋骨・椎骨の位置が認識され、いずれか一つを指定してラベリングすると、自動的にその他の肋骨と椎骨の番号が割り振られる。この肋骨・椎骨ラベリング機能が「地味に役立つ」と現場で高く評価されている。
 

SYNAPSE EX-V

 

肋骨・椎骨ラベリング機能

ワークステーション

腎臓解析/SYNAPSE VINCENT ver 4.0

3次元画像解析システムボリュームアナライザーSYNAPSE VINCENT ver
4.0では、画像認識技術を用いた臓器の自動抽出技術を従来バージョンからさらに改良した。さらに、臨床のニーズに対応して泌尿器領域(腎臓解析)でも高精細な解析画像が提供できるようになった。ワンクリックで抽出できる領域が拡大し、骨除去などの従来の機能も大きく精度が向上した。腎腫瘍と血管の位置・構造を3Dで簡便かつ的確に把握することができ、手術前後の評価に有用だ。
富士フイルムのデジタルカメラにも採用されている画像認識技術「Image Intelligence」が、臓器を適切に認識・抽出する際に貢献している。
 

腎臓解析アプリケーション

X線

Virtual Grid

DR CALNEO Cシリーズの画像処理ユニット「Console Advance」で使用可能なソフトウェア。病室や救急などでのX線撮影の際にグリッドを使用しなくても画像のコントラストを高めることができる。
X線とデジタル画像に対する解析技術を組み合わせ、散乱線成分を高速かつ忠実に再現する独自の「散乱線推定技術」を採用。撮影画像から推定された散乱線成分を元の撮影画像から除去することで、散乱線により低下した画像のコントラストを高める。またソフトウェア上で、グリッドの種類を変えた場合と同じように画像のコントラストを調整することができる。
複数のグリッドを持ち運んで入れ替えていた従来の検査から比べ、作業負担が大きく変わるだろう。2014年5月20日より発売予定。
 

Virtual Grid

ブースインフォメーション

【ITEM2014 富士フイルムメディカルブースインフォメーション】
ブースNo.110
 

創立80周年。革新的な画像技術で医療現場の可能性を広げる富士フイルム。
ITEM2014では、新製品はもちろん、ミニセミナー“Innovative Session”で同社の先進技術を深く知ることができるだろう。見逃せないポイントについて担当者にお話を伺った。

 

松山和矢氏
先進技術やソリューションの理解を促す
Innovative Session

 
 創立80周年を迎え、新たなコーポレートスローガン「Value from Innvation」を掲げる同社。このメッセージには独自の先進技術を既存製品に投入し、イノベーションを追求していく想いがこめられている。「弊社は、画像技術の会社です」と語るのは松山和矢氏(同社営業本部マーケティング部)。類似症例検索システムのような優れた技術を生み出すのみならず、国内トップシェアのSYNAPSEやFCRで培った技術を磨いて、より医療現場で使いやすいソリューションを提供していく。その技術力が同社の強みだ。 ITEM2014では、同社の技術やソリューションの理解を促す7題のセミナー“Innovative Session”がブースで開催される(要事前予約)。ぜひ、足を運んでみてほしい。

 

俣野公志氏
トモシンセシス対応AMULET Innovality
低線量・高画質を実現する独自技術

 
 同社のデジタルX線装置では、国内シェアトップのAMULETシリーズの1つ、トモシンセシスに対応したAMULET Innovalityは見逃せない。AMULET Innovalityのトモシンセシス機能では、標準のSTモード(低線量で短時間撮影を実現する検診向けのモード)と、高精細なHRモード(画像分解能を担保し、関心領域にフォーカスを合わせた観察が可能な精検向けモード)の2つを目的に応じて使い分けることができる。低線量で高画質を実現する鍵は、電荷収集効率を上げるHCP(Hexagonal Close Pattern)構造のTFTパネル。これが搭載された直接変換方式のFPDにより、X線検出感度は従来のパネルと比べて約2割向上しているという。また、トモシンセシスの表示パターンも、濃度コントラストが見やすい従来型の表示と、線状構造を強調した画像の2つが用意されている。
 さらに、スライスを重ね合わせ腫瘤を見やすく表示するエスビューモードも用意されている。
 「様々な画像処理とHCPは弊社の技術力の高さを象徴するソリューション」と俣野公志(同社販売統括本部MS部商品化グループ)氏は話す。「今後は、診療業務の場でさらなる付加価値を提供できるよう目指していきます」。

 

→Innovative Session
マンモグラフィの診断目的に合わせた2つのトモシンセシス機能
4月11日(金)13:50~14:20/12日(土)10:30~11:00/13日(日)13:00~13:30

 
 

森 修倫氏
さらに使いやすくなったSYNAPSE EX-V
総合診療ポータルClinical Portal PLUSにも注目

 
  同社の3D画像認識技術を活用して読影の効率化を図る放射線読影用ビューワSYNAPSE EX-V。ITEM2014で公開される新アプリケーションの目玉の1つが非剛体インテリリンク機能だ。撮影の度に臓器の形は変化するため、従来は閲覧時に同一スライス画像でも表示部位の手動位置合わせが必要だった。しかし、本アプリケーションは、演算サーバ(IP-X)で検査全データを読み込み、臓器全体のボリュームとして位置認識を行うことにより、過去検査画像の関心箇所をクリックするだけで今回検査画像の対応する連携対象画像スライスをすぐに表示できる。もう1つの目玉は肋骨・椎骨ラベリング機能。従来、読影レポートに腫瘍位置などを記載する際、肋骨や椎骨の位置を基準として表記するため、実際に肋骨の走行を数えて番号を付けたり、別断面画像で見比べたり、といった一手間がかかっていた。これを同社の画像認識技術によって、肋骨と椎骨の部分が自動認識され、いずれかに手動で番号を入力すると、自動的にその他の肋骨と椎骨の番号が割り振られる、という機能だ。「地味だけど、とても役に立つ機能だ、と現場の先生方からお褒めを頂きました」と森 修倫氏(同社ITソリューション事業本部事業推進部事業企画グループ兼医療情報連携グループ)は語る。国内シェアNo.1のSYNAPSEで得られた知見の結実とも言えるだろう。
 トップシェアを維持する同社の技術力に裏付けられた、新たなソリューションの提案も用意されている。それが統合診療支援ポータルClinical Portal PLUSだ。放射線部門を筆頭に、手術、循環器、生理検査、内視鏡、など様々な部門システムの充実したラインナップを幅広く持つ同社だからこそ、それらを統合して診断・診療のワークフローを改善するソリューションが真価を発揮する。「既に全国10施設で稼働しています。『Clinical Portal PLUS』は、院内全ての方の業務効率を向上し、地域医療連携にも大きく貢献するものと思います」(森氏)。
肋骨・椎骨ラベリング

 

→Innovative Session
効率的な読影を支援する、先進PACS画像処理技術
4月11日(金)13:00~13:30/12日(土)14:40~15:10/13日(日)10:30~11:00

 
セミナー情報
 
Innovative Session:その他の予定プログラム
回診X線撮影を支援する最新技術
4月11日(金) 12:10~12:40/12日(土) 15:30~16:00/13日(日) 11:20~11:50
 
3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」の次なる可能性
4月11日(金) 10:30~11:00/12日(土) 13:00~13:30/13日(日) 12:10~12:40
 
診療情報の参照に新しい視点を提供する「クリニカルアドバンストビューワ」
4月11日(金) 11:20~11:50/12日(土) 12:10~12:40
 
類似症例検索システム「SYNAPSE CaseMatch」の次世代ステージ
4月11日(金) 15:30~16:00/12日(土) 13:50~14:20
 
SPECT画像の最新心筋血流解析ソフト
4月11日(金) 14:40~15:10/12日(土) 11:20~11:50
 
Innovative Session は同社ブースで開催。
事前の参加申し込みはこちらから。
http://fujifilm.jp/itemis/
 

ITEM in JRC 2014ブース No.110パシフィコ横浜展示ホール