フィリップス エレクトロニクス ジャパン

4/13、ブース速報更新しました!

  • ITEM2012 フィリップス エレクトロニクス ジャパンブースインフォメーション

    ●Ingenia

    Ingenia3.0T/1.5Tに搭載のフルデジタルテクノロジーdStream技術や新しいアプリケーション、更なる高速撮像を可能にした新搭載の“dS-SENSE”、さらに進化したMultiTrasmit技術をブースにて紹介する。
     
    本製品・システムは4月13日からパシフィコ横浜で開催される、ITEM in JRC 2012(ITEM2012 国際医用画像総合展)で展示予定である。

    ●Ingenuity

    第4世代の逐次近似再構成法“iDose4”が繰り出す高画質と低被ばくを両立した画像。整形インプラントの金属アーチファクトを抑制する全く新しいアルゴリズム“O-MAR”。他にも進化した技術を搭載したIngenuity CTとそのシリーズ機種を紹介する。
     
    本製品・システムは4月13日からパシフィコ横浜で開催される、ITEM in JRC 2012(ITEM2012 国際医用画像総合展)で展示予定である。

    ●DigitalDiagnost

    臨床現場の幅広いニーズに応えるため、製品コンセプトを一新。ワイヤレスポータブルディテクタを最
    大限に活用できるワイヤレストレイやディテクタシェアリング機能を装備できる新たなDigitalDiagnostを紹介する。
     
    本製品は4月13日からパシフィコ横浜で開催される、ITEM in JRC 2012(ITEM2012 国際医用画像総合展)で展示予定である。

    ●セミナー情報
    ランチョンセミナー13
    日 時:2012年4月14日(土)12:00-12:50
    場 所:パシフィコ横浜 会議センター 301
    テーマ:頭部・腹部MR最前線
    司 会:竹原康雄氏(浜松医科大学医学部附属病院)
    講演1:髙橋 護氏(聖隷三方原病院)
         フルデジタルMRIがもたらす新たな臨床価値
    講演2:吉浦 敬氏(九州大学)
         3.0T MRIによる脳神経領域の最前線─CESTの臨床応用を中心に─

    ランチョンセミナー23
    日 時:2012年4月15日(日)12:00-12:50
    場 所:パシフィコ横浜 会議センター メインホール
    テーマ:胸部・心臓CT最前線
    司 会:富山 憲幸氏(大阪大学)
    講演1:星 俊子氏(埼玉県立循環器・呼吸器病センター)
         呼吸器疾患におけるiDose4の有用性
    講演2:長尾 充展氏(九州大学)
         iDose4が可能とするCardiac Imagingの新たな展開

    ITEM in JRC 2012ブース No.411 パシフィコ横浜展示ホール

  • フィリップス エレクトロニクス ジャパン-製品速報

    詳細レポートは、RadFan2012年6月号(5月末刊行)に掲載いたします!
    2010年のRSNAで初めて提唱されたコンセプト「Imaging 2.0(イメージング・ツー・ドット・オー)」に基づいたブース展開を行っていたフィリップス。
    Imaging 2.0は、「臨床面での協調・融合」「患者中心」「経済的価値の向上」という3つの柱から、技術の追求だけではなく、医療従事者と患者との連携、放射線科医と依頼医(主治医)との連携に貢献するために、コスト効率が高く革新的なソリューションを切り開いていくという考え方だ。このような思いが込められている展示製品の数々を紹介したい。

    Ingenuity CT(CT)
    Ingenia 3.0/1.5T(MRI)
    Allura Clarityファミリー(血管造影X線診断装置)
    Ingenuity TF PET/MR(PET/MR)
    DigitalDiagnost(X線一般撮影装置)


CT

Ingenuity CT(CT)

64スライス、128スライスのラインナップを強化したIngenuity CT。
第四世代逐次近似再構成法「iDose4」による画質向上・被ばく低減・アーチファクト抑制・造影剤量の低減、といった効果が、臨床上どのように真価を発揮するか、国内の症例を多く紹介して、画質の高さを実証していた。

 
 
画質を維持したままで被ばく低減と空間分解能向上を同時に実現する「iDose4」。
低線量撮影でのノイズを抑えながら高い画質を担保。冠動脈の狭窄も明瞭に描出する。

Ingenuity CT(128スライス)。iDose4 Level4,120kV,600mAs,CTDI39.3mGy,Eff dose:6.6mSv

 
 
高周波関数における画質の向上は、iDose4の得意とする領域。
また、Ultra High Resolution(UHR)モードでは、iDose4との併用で肺の微細構造まで明瞭に描出されている。

 
 
金属アーチファクトを大幅軽減する”O-MAR(Orthopedic Metal Artifact Reduction)”。
整形外科領域での、金属インプラントを入れた患者のCT検査に対応する新たな再構成法だ。
操作も「再構成条件に金属アーチファクト除去のチェックを入れるだけ」というシンプルなものだけに、臨床有用性の高さが伺える。

ITEM in JRC 2012 (ITEM2012 国際医用画像総合展)製品情報

Ingenia 3.0/1.5T(MRI)

すでに国内でも20台以上導入されている、同社最新のMRI「Ingenia」。
フルデジタルテクノロジー”dStream”をコイルに内蔵してアナログ/デジタル変換を行うため、アナログケーブルを用いておらず、データの損失が無いことが大きな特長。
SN比は従来の40%以上向上。チャンネルフリーで本体のRFプラットフォームに制限がないことも、患者および技師の負担軽減に大きく役立っている。

 
 
奥がdStreamの基板で、手前が従来のアナログ-デジタル変換基板。
基板がコンパクトになったことで、寝台コイル内にアナログ/デジタル変換器を搭載するというイノベーションが可能となった。

 
 
国内ユーザの症例が多数展示されているので、SN比の向上をその目で実際に確かめることができる。

ITEM in JRC 2012 (ITEM2012 国際医用画像総合展)製品情報

Allura Clarityファミリー(X線)

4月13日に発売開始となった、最新の血管造影X線診断装置。
画質の向上と被ばく低減を両立する「ClarityIQ technology」によって、
従来装置「Allura Xper」と比較して、同等の画質で被ばく量を73%低減することができるという。

頭部領域の症例。左が従来装置「Allura Xper」、右が「Allura Clarity」。
Allura Clarityは従来装置の同等以上の画質を保っているが、被ばく量は従来装置より75%低減されている。
患者および医療スタッフの安全性が向上し、より長時間で複雑な手技を行うことも可能となる。
小児や高齢者、肥満患者にも治療の可能性が広がることが期待される。

 
 
同画像を横並び比較した動画。両画像の画質の違いがわかりやすい。

 
 
ITEM in JRC 2012では実機展示はないが、特別プレゼンテーションを見ることができる(予約制)。
ITEM前のプレス向けイベントにて、製品イメージムービーが公開されている。

ITEM in JRC 2012 (ITEM2012 国際医用画像総合展)製品情報

Ingenuity TF PET/MR(PET/MR)

4月13日に発売開始となったIngenuity TF PET/MR。フィリップス初のPET/MR装置となる。
2010年に発表され、グローバルではすでに8施設稼働開始している。
「Achieva 3.0T TX」と、Time-of-Flightテクノロジー搭載のPETを組み合わせており、従来のAchieva用のコイルが本装置でも使用可能。

モックによる展示

 
 
MRIとPETはそれぞれ独立しており、中央のベッドが回転・移動する仕組み。
PET用試薬注射後の安静時間をMRIの撮影に当てることで検査時間を圧縮できる。
基本的な全身のPET/MR撮影は20分程度で完了する。

腫瘍の全身検索

 

前立腺のFusion画像

 
 
PET/MRという全く新しいモダリティによって期待される臨床メリットとしては、小児の画像診断や頭部領域(特にアルツハイマー病など)が挙げられている。

ITEM in JRC 2012 (ITEM2012 国際医用画像総合展)製品情報

DigitalDiagnost(X線一般撮影装置)

全世界で5000台を超える稼働実績を持つDigitalDiagnost。
臨床現場の幅広いニーズに合わせ、4月13日より5つのコンセプトで新ラインナップを展開した。
1.High Performance
最大三枚のディテクタを搭載可能なプレミアムソリューション
2.Flex
1枚のディテクタで立位/臥位/軸位の撮影が可能
3.Value
立位撮影装置VSと臥位撮影装置THにワイヤレストレイを装備し、1つのワイヤレスポータブルディテクタを共有できる
4.Emergency
ワイヤレスポータブルディテクタと天井走行式X線管支持装置だけの組み合わせ。救急処置室・回復室向け。
5.Chest
胸部撮影のスループット向上と、メイン撮影室のバックアップとして活用。

ValueRoomのイメージ

 
 
大きな特徴はワイヤレスポータブルディテクタを最大限に活用する「ワイヤレストレイ」と「ディテクタシェアリング機能」。
引き出し式のワイヤレストレイには、常時充電機能とディテクタ方向自動認識機能が装備されている。

ワイヤレストレイ

 

ワイヤレスポータブルディテクタ裏面の充電端子。トレイに入れておくと常時充電されるため、ワークフローの改善に貢献

 

ディテクタ方向自動認識機能。ディテクタの縦横の向きをランプで表示している