Medical Photo Solution

国際モダンホスピタルショウ2014 Special Report :
2014.07.24

デジタルカメラは院内の様々な診療科や部門で利用されているが、撮影した写真に患者情報を結びつける作業が煩雑であること、画像取り込みにUSBやメモリーカードを使うことでコンピュータウィルスの感染源になること、また写真の管理が部門や個人に任されており院内全体で写真が活用されていないケースなど様々な問題があった。Medical Photo Solutionはデジタル一眼レフカメラEOSとPACSや汎用画像管理システムなどの画像インフラをつなぐゲートウェイソリューションであり、写真の管理と運用を院内の画像インフラに統合させることができる。
本製品では、EOSで撮影した写真が無線LANでゲートウェイサーバーへ転送され、その写真に患者属性を簡単に紐付けすることができる。紐付け操作は電子カルテやPACSなどのPCから本製品Webアプリを呼び出して行えるので院内のどこでも作業ができる。紐付けした写真を院内の画像管理インフラへ登録することで、放射線画像などと同様にデジタルカメラの写真も診療情報として電子カルテなどから参照することが可能となる。本製品はカメラからの写真取り込みを無線LANでおこなうので、USBやメモリーカードを使う必要がなくコンピュータウィルスの脅威から情報システムを保護することができるほか、転送後の写真をカメラから自動削除することで個人情報の漏洩防止にも役立つ。また、正確な患者属性の紐付けに加え、デジタルカメラの時刻を院内のタイムサーバーと同期させることができ、正確な撮影日時も写真に埋め込むことができるなど写真を診療情報として安心・安全に運用する環境の構築に寄与する。