手術室向けソリューション

国際モダンホスピタルショウ2014 Special Report :
2014.07.18

 今回、様々な病院にヒアリングを重ね、手術室用の「きれいに映るモニタ」から更に進化した、「臨床に即したモニタ」として、手術室向けソリューションを提案した。内視鏡やCTなどのモダリティからの画像、検査画像、心電図など全てを集約させ、その中から必要な画像をタイムリーに映し出せるようになっている。
 従前のタイプでは画面を単に分割し、画像を複数表示するのみであった。それに対し、画像を選択するアイコンを「手術前」「手術後」など、手術フローに即したものにしている。そして医師が使う情報を予め覚えさせておき、アイコンをタッチするだけでその情報を映し出せるという、現場で「使える」モニタとなっている。また、ワンタッチで情報を投影できるようなアプリケーションも開発中である。
 手術室向けソリューションは、事前のヒアリングを活かし、無駄な部分を省いた「Leanモニタ」も含む。従来のモニタは様々な端子が付き、厚みもあったが、「Leanモニタ」は薄さや安全面にも配慮し、必要な機能のみを付けた。施設によって使っているものは異なるので、今後もコンサルティングを重視し、1つ1つの施設に対応した製品を作っていく。