連載!『My Bookmark~私のイチオシ~』第3回

テーマ:根本杏林堂 Dual Shot GX V

category:My Bookmark 連載
2011.05.23

埼玉医科大学総合医療センター 中根 淳先生
新コーナー『My Bookmark』では放射線科の医師・診療放射線技師の皆様に、
イチオシの医療機器やサービス等について、教えていただきます!

第3回は、埼玉医科大学総合医療センター 中根 淳先生にイチオシ製品をお伺いしました。

根本杏林堂 Dual Shot GX V

 
・導入のきっかけ
CT装置の更新に伴い、導入をしました。 

・導入時期、使用年数
導入時期は2010年4月、使用経験は約1年です。[2011.5月現在]


根本杏林堂 Dual Shot GX V

・サービスはどうですか
柔軟かつ迅速に対応していただいています。インジェクターの操作パネルの使い方はもちろんのこと、複雑な造影剤注入プログラムの追加作成にも対応していただいています。

・製品の一番良いところ
わかりやすい操作パネルだと思います。現在CT造影検査の成功には、適正な造影剤注入条件の選択が不可欠です。撮影部位ごとの複雑な注入プロトコルに対して、プロトコル選択や異なったヨード造影剤濃度の選択が簡単なタッチパネル操作にて変更可能であり、日頃操作に不慣れな技師でも直感的に操作ができることはとても良いと思います。

・周囲の評判
使いづらいなどの声を聞いたことがなく、評判は良好だと思います。圧力監視モニターを同時に導入したことで、今までは操作室側でしか確認することができなかった造影剤注入条件や注入時の圧力をCT検査室側でも確認することができ、より安全に造影剤の注入が可能になったとの声を聞いています。

・患者(検査を受ける方)からの評判
CT装置の多列化に伴い撮影時間が短縮し、高速で造影剤を注入する検査が増えたため、造影剤を注入する側(医師、看護師)や患者さんは、血管外漏出が心配だと聞きます。しかし、造影剤モレ検知サポートシステムを使うことで、不安も少し和らぐのではとの声を聞いています。

・スループットの良さ
当センターでは、造影剤のヨード量を体重あたりで設定しており、検査毎に必ずタッチパネルの操作が必要です。ICタグ付きのシリンジに対しては、自動的に造影剤濃度を設定してくれるため、操作も減りスループットの向上が図れると同時に、誤操作の防止にもつながっています。

・導入前と変わったこと(良い変化)
プロトコルの選択や変更が容易に行えることから、造影剤注入方法について議論する機会が増えました。これは、常に現状の問題点などを考えることにつながり、とても良い変化だと思います。もちろん、実際に新たな注入方法を取り入れる際には、TDCファントムなどで事前検討を行っています。

・また使うとしたら同社製ですか
同社製のインジェクターを購入したいと思います。やはり、インジェクターで重要なことは安全性だと思います。各シリンジの大きさに合わせたアダプター、ライトの色変化、音など様々な側面で安全を考えていると思います。このような製品であるからこそ、日頃業務に集中できると考えています。

・これから期待すること
管電圧のような造影効果が変化してしまう撮影条件の変化に連動してインジェクターのヨード量設定が自動変更されるような機能や、期待するCT値を直接タッチパネル入力ができるような製品を今後期待しています。それには、CT装置との更なる連携が必要であり、施設のCT装置に合わせたインジェクターの設定があってもよいのではないかと考えています。

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