高濃度乳房をめぐる諸問題と マンモグラフィ新技術

category:要旨
2017.06.29

高濃度乳房をめぐる諸問題とマンモグラフィ新技術
静岡がんセンター乳腺画像診断科 植松孝悦

 昨年からわが国でも、高濃度乳房におけるマンモグラフィ検診の感度が低いことが話題となり、受診者への
高濃度乳房通知の是非や高濃度乳房に対する有効な追加検査の必要性について注目されている。2017年3月に
日本乳癌検診学会・日本乳癌学会・日本乳がん検診精度管理中央機構の乳がん検診の関係3団体が、「対策型乳
がん検診における『高濃度乳房』問題の対応に関する提言」をとりまとめて、その内容を各々のホームページで
公表している。その一方で、乳房画像診断の基本かつ重要なモダリティであるマンモグラフィにも新技術が開発さ
れ、高濃度乳房に対する有効な診断技術として研究されている。本稿では、対策型乳がん検診における高濃度乳房
の諸問題と現状について取り上げるとともに、高濃度乳房に対する有効なマンモグラフィ新技術として乳房トモシ
ンセシスについて述べる。

 Women with their dense breasts are considered unsuitable for screening mammography because
the sensitivity tends to be low. In the United States, recent legislative changes in many
states now require radiologists to notify patients regarding breast density as well as the
possible need for supplemental screening. This has become hot topic in the mass media in
Japan. New mammography with engineering innovation such as tomosynthesis has been proposed
to increase sensitivity and detection rates of early stage breast cancer among women with
dense breasts.
 
RadFan2017年7月臨時増刊号目次に戻る

このページの先頭へ戻る