*1市立旭川病院中央放射線科、*2市立旭川病院循環器内科、*3GEヘルスケア・ジャパン株式会社
川崎伸一*1、福田泰之*1、石井良直*2、大野 肇*1、鵜池充宏*3
要旨
心臓遅延造影(LGE)は、TI-Scoutシークエンスから求めた至適TIにより撮像される。しかし、単一のTIによるLGE画像のみならず、複数のTIによる観察が可能なTI-Scout画像を上手く活用することによりLGE画像のピットフォールを補うことが可能になると思われる。本稿では、当院におけるLGEの現状と工夫(TI-scoutシークエンス
(CINE-IR)の有用性)について概説する。