非アルコール性脂肪肝疾患におけるVibration-controlled transient elastography及びMRI診断の有用性を検討する

2017.11.24

非アルコール性脂肪肝疾患におけるVibration-controlledtransient elastography及びMRI診断の有用性を検討する

横浜市立大学肝胆膵消化器病学 今城健人、 中島 淳

 慢性肝疾患診断における肝生検はサンプリングエラーなどの問題が大きい。近年、肝硬度測定は超音波エラストグラフィーの一つであるVibration-controlled transient elastography(VCTE)が頻用されている。VCTEは肝線維化及び肝脂肪化診断に簡便かつ有用であるが、測定する肋間によって値が変動する可能性がある。本検討ではMR elastography(MRE)との比較において、この変動が肝硬度のばらつきによる可能性が示唆された。

RadFan2017年12月号目次に戻る