脂肪肝における簾状エコーの意義

2017.11.24

脂肪肝における簾状エコーの意義

1)東邦大学医療センター大森病院消化器内科
2)東邦大学医療センター大森病院生理機能検査室
3)JCHO東京蒲田医療センター消化器内科
松清 靖1)、 和久井紀貴1)、 住野泰清3)、 荻野 悠1)、 松井太吾1)
向津隆規1)、 篠原美絵1)、 大道泰子1)、 籾山浩一1)、 篠原正夫3)
工藤岳秀2)、 丸山憲一2)、 永井英成1)、 五十嵐良典1)

 非アルコール性脂肪肝疾患において、予後因子として線維化が重要と言われており、脂肪肝症例の線維化の程
度をBモード画像のテクスチャ解析と比較した。病理所見で脂肪肝と診断された38例を対象としたところ、濃度ヒ
ストグラム法の歪度(r=0.364, P=0.027)が相関を示した。相関係数の高い特徴量は見られず、関心領域の設
定など課題が残った。

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