胆膵嚢胞性病変の診断における low MI B-mode法を用いた 造影超音波の有用性

2016.11.29

胆膵嚢胞性病変の診断における low MI B-mode法を用いた
造影超音波の有用性
宝塚市立病院消化器内科
田中弘教、 菊地珠希、 池尾光一、 中川泰樹、 川端一美、 井上祐真、
内橋孝史、 宮本勇人、 山崎之良、 田村公佑、 柚木崎絋司、
李 兆亮、 杉田光司、 宮崎純一、 阿部 孝

 low MI B-mode法による胆膵嚢胞性病変の造影超音波検査は、通常のB-modeでの観察と同様の感覚で、高
い空間分解能や時間分解能を維持したまま、アーチファクトの影響も少なくコントラスト分解能を上げることが可能
であり、CTやMRIで診断された病変の精密診断目的の胆膵嚢胞性病変の評価に非常に有用であった。
 Low MI B-mode method is the simple contrast-enhanced US method for using phase modulation. We
could detect cystic lesions of biliary tract and pancreas clearly, with high contrast and spatial
resolution. Thus, this method was very useful in evaluation of the diagnostic workup of the lesion
pointed out by CT or MRI.

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