[Rad Frontier]放射線科医とは、控え選手のいない外野手[インタビュー]

2015.05.29

放射線科医とは、控え選手のいない外野手

岩手県立釜石病院放射線科
早川克己氏

 京都市立病院で放射線科部長を務めていた早川氏は定年を機に、東北の被災地にある病院に赴任した。これまで放射線科医が不在だったが、早川氏が来て、放射線科では検査時の画質の向上、外科では治療の幅の広がりなど医療現場に変化がみられるようになった。また同氏は若手医師や病院スタッフ向けに毎週1回、勉強会を主催。それぞれの立場に合わせた教え方が評判だ。
 「50人に声をかけて1人来てくれるかどうか」という医師の確保が難しい被災地の病院に早川氏が赴いた理由とは?1日1論文読むことを自らに課すのはなぜか? さらに同氏の教育に対する取り組みなどを取材した。他科の先生方の話も交えながら紹介する。

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