大腸CT検査を極める

2014.06.30

大腸CT検査を極める

亀田メディカルセンター幕張 
藤原正則

 近年、我が国で普及しつつある大腸CT検査(CT colonography)は、大腸を炭酸ガスによって拡張させ、マルチスライスCT(16列以上を推奨)によって撮影する検査である。全大腸を適度に拡張させるには炭酸ガスを持続的に注入させる必要があり、手動による炭酸ガス持続的注入は困難である。自動炭酸ガス送気装置は必須機器であるが、そこには優れた腸管拡張機能、簡便な操作、さらには優れたコストパフォーマンスが求められる。当施設で使用している大腸CT検査用自動炭酸ガス送気装置「エニマCO2」ならびに直腸用チューブ「エニマCO2カテ」を中心に大腸CT検査に関するポイントを紹介する。

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