ソナゾイド造影超音波検査における B-Flow Color modeの可能性

2013.04.26

ソナゾイド造影超音波検査における B-Flow Color modeの可能性
駿河台日本大学病院
小川眞広
 
 経静脈性超音波造影剤sonazoid対応の造影modeは、ほとんどがB-mode のlow MIの手法を用いている。この手法は、背景肝と造影剤情報を完全に分離することができないためにarterial phase以降の脈管の観察がし難い欠点があった。今回我々は、装置内蔵のB-Flow Color modeの出力調整をすることにより造影modeとして使用できることを確認し、これにより検査中に安定した脈管の観察が可能であることを確認したので報告した。

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