スマートフォンを使った新たな挑戦

2011.04.05

東京慈恵会医科大学放射線医学講座
中田典生

要旨

来年夏には医療機関での携帯電話利用が緩和される。いよいよスマートフォンやタブレットの臨床現場での使用が本格的に普及することとなる。現在進行中の携帯端末の進歩は情報通信革命のほんの入り口にすぎない。従来からあったPDA(Persona Data Assistance)と現在普及しつつあるスマートフォンとでは何が違うのだろうか?本稿では、デジタル格差社会の情報弱者の放射線科医とならないように、最新の携帯端末の現状とその展望、さあにクラウドコンピューティングについてパブリックとプライベートに分けて解説する。最後に筆者のよく利用しているパブリッククラウドのアプリを紹介する。