Parametric MFIを用いた肝良性腫瘍の鑑別診断の有用性

2012.05.01

Parametric MFIを用いた肝良性腫瘍の鑑別診断の有用性
塚田幾太郎(杏林大学第三内科)ほか

 我々の施設ではソナゾイド投与後の血管相は主にlow MIでリアルタイムに血流を観察していたが、レボビストと比べて、動脈有意相での微細な血流情報の観察はしばしば不十分であった。そのため、投与1分以降にMFI画像を併用しているが、純粋なfirst passでのMFI画像を得ることができなかった。この度、新たに東芝メディカルシステムズ社製AplioXGに搭載されたParametric MFIを用いることにより検査終了後に保存した動画像からMFI画像を作成することが可能になった。今回、Parametric MFIを用いて肝臓の良性腫瘍と悪性腫瘍の鑑別につき検討した。