閉鎖循環下骨盤内灌流化学療法(NIPP)の 現況について

2011.07.29

閉鎖循環下骨盤内灌流化学療法(NIPP)の現況について

*1海老名総合病院放射線科、*2日本医科大学付属病院放射線科、*3日本医科大学付属病院麻酔科
杉原史恵*1、 村田 智*2、 内山史生*1、 渡 潤*1、 中澤 賢*2、
嶺 貴彦*2、 上田達夫*2、 山口英宣*2、 秋葉絢子*2、 安井大祐*2、
岡部 格*3、 汲田伸一郎*2

 

骨盤内進行癌に対する閉鎖循環下骨盤内灌流化学療法(NIPP)は非常に高濃度の抗癌剤を局所に曝露させることが可能でありながら抗癌剤の全身への漏出が少ないため副作用や合併症が少なく、末期進行癌患者でも安全に施行可能である。実際の手技や治療成績、副作用なども併せNIPPの現況について述べる。