Hitachi Healthcare Business Unit

製品情報

超音波診断装置

ARIETTA 850

 放射線科領域に特化し、日本国内で先駆けて発売された「ARIETTA 850」では、画質・ワークフロー・同社独自の「4G CMUT」の3つをもって他社との差別化を図る。画質については有機ELモニターを採用し、よりコントラストが鮮明な画像を描出することで視認性を向上。ワークフロー面では、工夫されたボタン配置とワンボタン操作による自動計測を可能にした。

 

ARIETTA 850
操作部もタッチパネル方式で、エラストグラフィーやRVSなども
ワンタッチで操作が簡便なところも、嬉しい設計だ。

超音波診断装置

LISENDO 880

 「LISENDO 880」は、同社の強みである画質・ワークフロー・アプリケーションの機能性はもちろん、黒を基調とした操作盤はVFMや2DTTなど循環器検査に特化したデザインになっている。

 

LISENDO 880

放射線治療装置

粒子線治療システム

 2014年から日本で治療を開始した動体追跡粒子線がん治療は、北海道大学と共同研究を行った同社独自の技術であり、2017年度には最も優れた発明に贈られる恩賜発明賞を受賞。今後は小型の陽子線治療システムを提案することで、従来のクオリティを保ちつつ、装置におけるスペース・費用・期間の削減を図る。また360°どこからでも照射可能なガントリーを有する陽子線と、水平・垂直の2方向の照射の重粒子線が可能なハイブリッドシステムなど、すでに日米合わせて1万6千人以上を誇る治療実績を強みに、放射線治療システムの拡大を目指す。

 

 

MRI

ECHELON Smart

 SmartCOMFORT、SmartECO、SmartSPACEの3つのコンセプトで開発されたMRI装置。
 まずSmartCOMFORTは、診断に静寂さという心地良さを与えるというもので、幅広い撮像にも静音機能を与えている。実際に脳ドックガイドラインにも指定されている、T1WIやFLAIRにもSmartCOMFORTが対応し、静かさを実臨床の場でも発揮している。
 そしてSmartECOは、電力消費を限りなく少なくする目的で考えられたもので、省エネモードで17%の削減に成功したという。
 最後にSmartSPACEは、小さい部屋でも設置の際の配置の自由度を高め、レイアウトフリーな設計を可能にした。
 他にも画質の向上を目指し、信号取得から画像再構成処理までの工程でノイズ低減を最適化しているのも同装置の大きな利点といえるだろう。

MRI

Workflow Coil System

Workflow Coil System
受信コイルの交換の手間を削減したもので、据え置きタイプや組み合わせタイプがある。

 

APERTO Lucent
北米では売られていないが、来場者には、北米以外の方も来られるので展示。

 

その他

画像診断ソリューション-DI×AI-

 同社は画像診断支援ソリューションDI×AI(Diagnostic Imaging with Artificial Intelligence)を提供し、検出からレポートまで放射線科におけるワークフロー改善に貢献する。課題となる膨大な情報収集と診断根拠をRule-based knowledgeと機械学習によるハイブリット画像処理で解決。まずは肺がんと脳疾患において効率的かつ高精度な診断を実践し、次第に領域を広げていく予定だ。



DI×AI:肺がん診断支援ソリューションは検出も自動で、病変候補を見つけ、
解析も自動計測で簡便である。またレポートなどの文章化も簡単な操作で可能に
しており、医師の業務を激務から解放していくと見られている。
DI×AI:開発工程。
同社は、今後はより診断支援ソリューションを力を入れてくとし、製品化も急いでいる。
乳がん、認知症なども視野に入れ、そう遠くない未来に明かりを灯している。

CT

Supria

 開口径75cmのガントリは被検者の圧迫感を低減させるだけでなく、位置決めの容易さにも貢献。また、Intelli IP RAPIDでは再構成において、従来のIntelli IPと比較して演算時間を約半分(同社比)まで改善。画像スライス厚の半分のスライス間隔で画像を作成するFine Reconでは64列でも1回転で128スライスの収集が可能となる。同社独自となる金属アーチファクトを抑制するHiMARや、再構成における優先度を設定できるRecon Priorityなど、臨床的有用性に優れた機能を搭載している。


Supria
十分な広さが確保されているガントリ

CT

SCENARIA EX edition

 寝台横スライド幅160mmを有する「SCENARIA EX edition」では、中央に心臓位置を合わせることにより局所的かつ低被ばく検査を実現。頭部においては、シャトルスキャン機能により、従来の2倍の範囲の頭部Perfusion画像が可能となった。また、単純と造影のサブトラクション画像において生じていたミスレジストレーションによるアーチファクトを軌道同期スキャン機能により解決。X線管照射スタート位置と寝台スタート位置を合わせることで、アーチファクトを低減させ、サブトラクション精度を向上させた。


SCENARIA EX edition

ブースインフォメーション

○この製品は見逃せない!!RSNA2017

・超音波診断装置 ARIETTA 850と4G CMUT

 ARIETTAシリーズの最上位機種であるARIETTA 850は、2009年に日立が世界で初めて実用化した半導体探触子CMUT(Capacitive Micro-machined Ultrasound Transducer)の機能を強化した4G CMUTのほか、新たに開発した日立独自の超音波の送受信技術であるeFocusingにより、浅部から深部まで、鮮明な画像を描出することができる。また、人間工学に基づいて設計したモニタアーム、ワークフローを改善する機能、肝がん治療をサポートする最新のアプリケーションの搭載など、検査者の負担軽減や治療の質の向上に貢献する。

・磁気共鳴診断装置 ECHELON Smart

 ECHELON Smartが、1.5T超電導MRIの新たな幕を開ける。『設置スペースやコストに限りはあっても画像診断には確かなクオリティとスピードを。』日立は独自の技術で、1.5Tならではの画像クオリティと永久磁石MRIから継承された設置性の可能性を広げた。MRIの撮像音低減技術はさまざまだが、音が小さくても大幅な画質変化や時間延長があってはルーチン検査に利用できない。また、特別なハードウエアが必要なアプローチは普及の妨げとなる。日立の静音技術SmartCOMFORTは撮像音を最大94%低減する。ECHELON Smartが、超電導MRIに新たな選択肢を届ける。

○RSNA2017日立ブース特設サイトURL:
http://www.hitachi.co.jp/products/healthcare/rsna2017/index.html

○ブースロケーション:
2511, South Building, Hall A

日立
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