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シーメンス・ジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEO 森 秀顕インタビュー

RSNA2015シーメンスブースにおいて、
森 秀顕氏(シーメンス・ジャパン株式会社代表取締役社長兼CEO)に、編集部はインタビューを試みた。
同氏は2015年10月1日付で本職に就き、同社を真に信頼されるパートナーになること、すなわち最高レベルのバリュー(Value=価値)提供者になるべく邁進している。
 
森氏は「我々は常に、臨床的有用性の高いイノベーションを通じて患者様に貢献することはもちろん、ワークフロー やファイナンスについても改革していき、経営にも貢献できる会社であり続けたい」と述べた。
 
以下動画もご覧ください。
 

X線

Multitom Rax

X線スキャナ「Multitom Rax」が今回RSNA2015で初のお披露目となった。
日本での薬事は未承認。
2本の天井懸垂のアームに、それぞれX線管とディテクタを取り付けており、
一見すると一般撮影システムに見えるが、製品名に「Multi」と入っていることからも分かる通り、
一般撮影に限らず、多目的での使用が可能な装置である。

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X線による透視画像だけではなく、DSA(Digital Subtraction Angiography)の取得、
立位で体の周囲を回転し撮影することで、コーンビームCTの3D画像が取得できるのも大きな特長だ。
立位で撮影することで、負荷をかけた状態での3D画像を取得することができる。
様々なことができる「Multitom Rax」は、日本のこれまでのX線機器のカテゴリからは離れた、
新しいカテゴリのX線機器と言える。
救急での対応にも有用であり、また他の部屋が使われている場合や
故障している場合などのバックアップとして使用することもできる。
 
アームの関節部分にもシーメンスのこだわりが見える。
リング状で精度が高いジョイントを作ることで、自由に動かしながらもブレない動作を実現している。

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CT

SOMATOM Force/Stellar Detector/SOMATOM Definition Flash/syngo.via Frontier

冒頭にまず同社のCT発表40周年のパネルをご紹介頂いた。
医療機器の会社としては、シーメンスが最初にCTを開発したという
高い技術に大しての自信と自負がうかがえる。
また同社のCTは今回のRSNA2015の発表の70%を占めるというのだから驚きである。
世界の最先端を支える同社のCTテクノロジーが開花しつつあるのだろう。
 

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SOMATOM Force

同機は、シーメンスの誇る、より低侵襲な検査を夢見て開発されたCT。

患者の体型などを問わないLow kVスキャンプロトコルをルーチン検査で可能とした。

またDual Sourceシステムによる高い時間分解能に加え、世界最速のスキャン速度を実現している。
 

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Stellar Detector

定評の高い、検出器チャンネルが25%向上し、最高分解能 0.24mm に増大した新しいX線検出器だ。
 
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SOMATOM Definition Flash

同機は、心臓領域で臨床的有用性が高いといわれている。
また被ばくも、人間が1年間に浴びる自然放射線(2~5mSv) よりも少ない1mSv以下と大幅に低減させている。

 
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syngo.via Frontier

開発対応型画像解析システムであるsyngo. via Frontierは、
プロトタイプの解析ソフトウエアの使用や開発が可能な研究環境を提供する新しい発想のシステムである。
プロトタイプソフトウエアの一つであるシネマティックレンダリングは、特殊なエンジンを使用して非常に高精細な画像が描出される。

MRI

MAGNETOM Skyra 3T/Biograph mMR/Simultaneous Multi-Slice/GOBrain

MAGNETOM Skyra 3T

70cmオープンボアを採用し、患者に快適性をもたらし、また重傷患者にも対応できる最新MRIだ。
また3TMRIとして世界最短のショートデザイン設計で圧迫感減少や省スペース化も可能にした。
 

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Biograph mMR

MRIとPETの同時撮影により、時間・空間的にズレのない高精度な画像が取得でき画質低下を格段に防げる。
また当然50%以上の検査時間も短縮した。
 
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Simultaneous Multi-Slice

シーメンス独自のもので、より高度な技術によりノイズを低減させている。

頭頚部のDiffusionや拡散テンソル画像などに使用できる。
T2強調像なども非常に短時間に撮影できるそうだ。
 
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GOBrain

今までの点状の技術を線にもっていく最新テクノロジーだ。

頭部に集約したもので、高分解能をスピーディーにし、

スクリニーング検査を簡略化し、ボタン一つで五分以内と短時間化するものだ。

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超音波

ACUSON S3000/ACUSON NX3

シーメンスの超音波画像診断装置、ACUSON S Familyの上位機種ACUSON S3000がRSNA2015にて展示された。

同社のフラッグシップ機であるACUSON S3000の特長は、幅広い臨床アプリケーションの提供と、画質の向上である。
他モダリティで取得した画像とのフュージョンはもちろん、スクリーニングや乳房検診時の再現性の高さ、術者の技量に左右されない客観的なデータが取得できる点も特長だ。
またタッチパネルディスプレイを搭載していることで、使用者は直感的な操作をすることができる。

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ACUSON S3000とともにRSNA2015で発表された新機種ACUSON NX3は、全身対応できる汎用機として、ACUSON S3000と双璧をなすシーメンスの超音波診断装置である。日本では薬事未承認。
普及機として、使いやすさを求め、ユーザによるカスタマイズ設定、直感的な操作を可能とするタッチパネルディスプレイ、画質の向上が図られている。

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このほか、超音波診断装置ではACUSON S Familyシリーズの、ACUSON S2000、ACUSON S1000が展示、またプローブをワイヤレスで使用することが可能なACUSON Freestyleも展示された。
ACUSON Freestyleのプローブは3種類あり、目的に応じて最適なプローブを選択し使用することができる。

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また、3Dデータ解析が容易にでき、乳房の超音波検査に最適化されたワークステーション「syngo.Ultrasound Breast Analysis」の展示もされていた。

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#4136,South Building,Hall A
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