FUJIFILM Medical Systems USA

http://fms.fujifilm.co.jp/

製品情報

X線

FDR Go(日本名CALNEO Go)

移動型デジタルX線撮影装置「FDR Go」がRSNA2013において展示されていた。
本邦ではCALNEO Goの名称で2013年7月より販売開始している。
 

FDR Go。小児科領域向けのペイントが施されている

  
DR方式X線画像診断装置「CALNEO C」シリーズの各種が搭載可能な制御ユニットやコンソールを機器本体に内蔵している。搭載可能なFPDについては、体格の大きな被検者に適した幅広タイプ(Gosタイプ17×17 インチ)、小児の撮影や特定の部位の撮影に適した小型タイプ(CsIタイプ24×30センチ)、一般的なサイズ(14×17インチ、Gos、CsIの両タイプ)を揃えており、使用目的に応じた選択が可能。
なかでも、小児科を対象とした24×30センチのカセッテを回診車に搭載しているのは同社のみである。
 

24×30センチのカセッテ

 

コンパクトながらX線の出力が32Kwと高出力。厚みがある腰椎側面や体格の大きな被検者でも高画質の画像を得ることができる。
充電式のバッテリー駆動であるため、院内外を問わず、救急や小児医療、災害対策など様々な場面での使用が可能。パワーアシスト制御により、ハンドルを軽く押すだけで移動できる。コンソールと院内LANを無線接続することで院内ネットワークとも簡単に連携できるため、運用面でも優れている。現在本邦では約20台の導入実績を持ち、北米での問い合わせも非常に多いという。

超音波

X-Porte

X-Porteは同社のハイエンド超音波画像診断装置。本邦では2013年11月より販売開始。
 

X-Porte

 
 
同製品はソノサイト社(現、富士フイルムソノサイト・ジャパン)の超音波装置技術と富士フイルムの画像処理技術を融合させた、共同開発第一号となるフラッグシップモデル。新規開発のビームフォーミングテクノロジー「XDI(Extreme Definition Imaging)」の信号分析アルゴリズムにより、超音波ビームをピンポイントで照射することができるため、ノイズを大幅に減少し、コントラスト解像度を大きく改善している。
 
操作部にはタッチパネル式の操作盤で、キーボードやボタン操作を必要とせず、操作性、清潔性にも優れている。麻酔科や救急など、医師自身が装置を使用するPoint of Care領域に適している。
ナビゲーションに従って操作するだけで患者情報の入力、撮影モードの選択などを簡単に行うことができ、メニュー画面のレイアウトもカスタマイズできるため、検査・診断効率化にも寄与する。
 

撮影モード選択

 
 
操作・読影方法を実際のエコー画像や動画を用いて解説するコンテンツなど、教育的機能が搭載されていることも特徴である。
パネル画面に臨床画像を表示させて操作することも可能となっており、2画面で直感的な操作がしやすい。
 

臨床画像表示の例

 
 
米国ではRSNA2013直前にFDAの510kを取得し、欧州・中国以外の一般海外と、本邦では販売開始しており、今後もグローバル展開を目指している。

マンモグラフィ

AMULET Innovality

乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET Innovality」がRSNA2013において展示されていた。トモシンセシス機能に対応した、AMULETシリーズの最新ラインナップ。
 

AMULET Innovality

 
 
 本製品は独自の直接変換型FPDを搭載。同社が開発したHCP(Hexagonal Close Pattern)構造のTFT(Thin Film Transistor)パネルでは、電荷を収集する電極の形状を六角形にしているため、電極の角が鈍角となり、電界強度の乱れが緩和されることで、電荷収集効率が向上。X線検出感度は従来のパネルと比べて約2割向上している。
出力画素サイズは、従来の「AMULET」シリーズと同じ50μm。
 
トモシンセシス機能には、標準のSTモード(撮影時間が短く低線量を優先した検診向けモード)と、高精細なHRモード(画像分解能を優先し関心領域にフォーカスを合わせた観察が可能な精検向けモード)の2つの撮影モードが用意されている。独自の直接変換型FPDによって、従来の「AMULET」シリーズよりも低線量で高画質の画像を撮影することができるため、複数の断層撮影を行うトモシンセシスにおいては、被曝低減に大きく寄与している。
特にRSNA2013ではトモシンセシス機能において、診断を支援する2つの表示モードと、画像解析機能が紹介されていた。
表示モードは、濃度コントラストが見やすい従来タイプのモード1と、CTライクな表示で腫瘤などを見やすく表示するモード2がある。
 

モード1

 

モード2

 

モード2のシネ表示例。表示スピードが非常に早い

 
 
また、超低線量で模擬撮影した画像を解析することで、乳腺濃度、インプラントなどの有無を自動で判断し、X線の強弱や線量を決定するIntelligent AEC機能を搭載。撮影線量の見極めが難しいインプラントなどが入っている乳房でも、最適な検査を確実に行うことができる。
 
同社開発の新構造圧迫板「FS圧迫板」にも対応。乳房と接触した際に乳房の厚みに沿って傾斜し、前面部(胸壁部)と両側面部(左右)の計3か所に隙間(スリット)を設けることで、乳房を圧迫する際の圧力が面内で分散される設計になっており、受診者の痛みを軽減する。
 

FS圧迫板

 
 
 AMULETシリーズは、全世界で1,000台以上を販売、マンモグラフィの国内シェアトップを誇る。(※FDA未承認、日本国内および米国・欧州・中国以外の一般海外ではすでに販売が開始している)

 

ブースインフォメーション

富士フイルム株式会社
 
●基本情報
○富士フイルム特設サイト
http://www.fujimed.com/gateway/rsna/index-2013.asp
○ブース
#2539, South Building, Hall A
 
 

●「この製品は見逃せない!!RSNA2013」
 
AMULET Innovality
~トモシンセシスに対応。独自開発のFPD搭載で、低線量でも高画質撮影を実現したAMULETシリーズ最新機種~
 
トモシンセシスに対応し、検診などに適した撮影時間が短く低線量を優先したSTモードと、精検などに適した画像分解能を優先し関心領域にフォーカスを合わせた観察が可能なHRモードの2つの撮影モードを搭載、目的に応じて使用できる。
また、「HCP(Hexagonal Close Pattern)構造」のTFTパネルを採用した直接変換型FPDを搭載。電荷を収集する電極の形状を六角形にすることで電荷収集効率が向上し、X線検出感度が従来のパネルと比べて約2割向上。出力画素サイズは従来の「AMULET」シリーズと同じ50μm。低線量でありながら高画質撮影を実現する。

AMULET Innovality

 
FDR Go(日本名CALNEO Go)
~CALNEO Cシリーズ搭載の移動型デジタルX線撮影装置。ベッドサイドなど様々なシーンで低線量・高画質のX線撮影が可能~
 
低線量での高画質撮影を実現するCALNEO Cシリーズ各種が搭載可能な、制御ユニットやコンソールを機器本体に内蔵した移動型X線撮影装置。搭載できるFPDは、14×17インチに加え、幅広タイプ(17×17 インチ)、小型タイプ(24×30センチ)の3サイズをラインアップしており、使用目的に応じて選択可能。
さらに、コンソールと院内LANを無線接続することでオーダリングシステムやPACSなど院内ネットワークとも簡単に連携可能。院内での情報伝達がスムーズに行える。

FDR Go

 
 
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