CIRSE 2017 参加印象記

2017.10.12

「CIRSE 2017 参加印象記」を新槇 剛先生(静岡県立静岡がんセンターIVR科)にご寄稿頂きました!

 CIRSE 2017がDenmark Copenhagenにて9月16日から20日の5日間にわたって開催された。テーマはImpact the future of IR。今回この稿の執筆を依頼されたのを機に、おそらく初めて学会を可能な限り俯瞰的にみた。僭越ながら参加印象記を、あくまでも私見をもとに記させていただく。

コペンハーゲン

 コペンハーゲンはカテゴリーからすると北欧になる。すなわち夏は短く、会期の9月はすでに肌寒い。見所と言えば…今回は本稿を依頼されたこともあって人魚姫像とニューハウンくらいしか行かなかった(行けなかった(T_T))。
 人魚姫像は世界3大がっかりの一つだそうで、その大きさ故(ほぼ人間の等身大しかない)かもしれないが、なまじ大きな人魚姫像もどうかとは思うので、まあこのくらいが良いのだろうと思う。ニューハウンの町並みは、まさに「ザ・コペンハーゲン」といった、一番人気の場所らしい。カラフルな建物が並ぶその1階部分にはレストランのテラスが並んでいて、食事もまあまあ美味しかった。ちなみにコペンハーゲンの物価は高い。感覚的にはものの値段が日本の倍の感じである。

日本の底力

 さて、CIRSEの本題。今回感じたことの一つは「日本の底力」。まず一番には国立がん研究センター中央病院前院長の荒井保明先生がDistinguished Fellow Awardを受賞された。荒井先生のご尽力の賜に他ならないが、一方で日本のIRの存在感が上昇していることの表れと思う。
 さらにCIRSEで注目されていたことの一つが奥野先生(江戸川病院;東京)の関節炎に対するIPM/CSを用いた塞栓術である。本稿をお読みになっている方々は肩関節周囲炎に対する塞栓で既にご存じとは思うが、今回取り上げられていたのは膝関節炎に対する塞栓。IR-Congress News(学会で毎朝配布される新聞)でも1ページすべて使って取り上げられていた。
 また日本の世代交代を思わせることもあった。今までも日本人の講演や座長はあったわけだけれど、奈良医大の田中先生が座長兼レクチャーを行い、別のセッションでは岡山大学の藤原先生が座長を務められた。これも日本の存在感が増していることを表していると思われる。
 日本企業の出展も増えた。TERUMOは以前より重要なスポンサーとして出展していたが、今回このほかに数社が出展していた。各社ともGlobalな展開は始まったばかりと思うが、数年前から徐々に日本企業の展示が増えてきており、日本企業が海外で頑張っている姿を見るのはうれしい。海外の名だたるIR-Centerでも、使っているデバイスは日本から見るとOld Fashionな感が否めず、日本製品が進出する余地は多分にあると思う。なお、荒井先生が受賞された際の荒井先生の紹介スライドに荒井先生開発の先端可動式マイクロカテーテルが含まれていたのは言うまでも無い。

★続きはRadFan2017年11月号にてご覧ください!

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