コニカミノルタエムジー、医療情報のクラウド化を視野に入れたネットワークサービス「infomity」に新メニュー「遠隔読影支援サービス」登場

2011.10.06
「遠隔読影支援サービス」の概要
「infomity」サービス概要
 コニカミノルタエムジー(株)は、リモートメンテナンス&ネットワークサービス「infomity(インフォミティ)」の新メニューとして、「遠隔読影*支援サービス」を開始した。 

■サービス名 infomity「遠隔読影支援サービス」
■サービス開始日 2011年10月1日
■読影サービス提供者 (株)ドクターネット
■主な特長
・「連携BOX」があればすぐに開始
・読影専門業者への基本料金は不要
・信頼実績の高い読影専門業者を仲介

 医療現場におけるデジタル化の進展とともに、ネットワークを活用した医療ITサービスへの期待が高まっている。コニカミノルタは、こうしたニーズを先取りし、診断機器の遠隔サポートや、病院間での情報共有サポート、医療行政ニュースの配信など、医療機関のネットワーク化を支援するトータルサービス「infomity」を提供している。
 なかでも複数の医療機関で撮影画像や検体データ、レポート内容などの診察情報を共有できる「連携BOXサービス」では、専門医を擁する大規模病院と地域の診療所との医療連携が実現できるほか、専門分野の異なる複数の医師が同じ画像を見ながらの意見交換も可能になる。地域連携の一例としては、青森県で地域の中核病院を中心に複数の医療機関で導入されており、専門医が遠隔からタイムリーな判断を下すことで、緊急を要する脳疾患などの救急医療に役立てられている。
 同社はこの「連携BOXサービス」を、より広く活用するための新サービスメニューとして、読影業者へ読影依頼をする事が出来る「遠隔読影支援サービス」を開始した。

 地域の診療所においては医師が一人ないし数名しかいないため、その専門外の読影に対して専門家のアドバイスを受けたいという要望がある。infomity「遠隔読影支援サービス」では、コニカミノルタが読影専門業者を仲介することで、読影依頼件数の少ない診療所においても利用しやすいコストパフォーマンスを実現した。

■「遠隔読影支援サービス」の概要
 読影サービス事業者などに「連携BOX」を使って読影を依頼するサービス。
 読影サービス事業者は、読影依頼を受け付けると、依頼内容に基づいて読影を行い、結果を画像やレポートにまとめ、「連携BOX」を使って依頼元に返信する。

■「遠隔読影支援サービス」の主な特長
1.「連携BOX」があればすぐに開始
 顧客の施設に設置された、CR コンソール/ビューワ/ファイリング機能を一体化したオールイン端末「REGIUS Unitea(レジウス ユニティア)」から「連携BOX」を経由してサービスを受ける事ができるため、サービスを受けるための新たな機器購入の必要はない。

2.読影専門業者への基本料金は不要
 読影依頼される画像毎に設定されている、読影サービス料金のみで利用できる。読影専門業者への基本料金が、別途発生することはない。
※infomity「連携BOXサービス」の利用料金が必要。利用料金は組み合わせるプランによって異なる。

3.信頼実績の高い読影専門業者を仲介
 同サービスでは、遠隔読影支援サービス提供業者として、15年にわたる高い実績と、遠隔読影依頼件数全国シェアNo.1を誇る(株)ドクターネットを仲介する。ドクターネットは、150名以上の国内最大規模の放射線科専門医集団により、幅広い読影(CT/MRI/MMG/CR/DR/RI/PET)が可能である。また、ドクターネット独自開発のシステムにより、高い信頼性と優れたセキュリティを実現している。

■利用条件
 インターネットを活用して安全な情報通信を行う必要があるため、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠しinfomity「セキュアインターネットサービス」を利用する必要がある。
※infomity「セキュアインターネットサービス」の利用料金は組み合わせるプランによって異なる。

●お問い合わせ
コニカミノルタヘルスケア(株)
TEL:042-589-1439
URL:http://konicaminolta.jp/