シーメンス・ジャパン、ワイヤレスフラットディテクタを搭載したポータブル撮影装置「Mobilett Mira」を販売開始

2011.09.15

            
旋回型カウンターバランスアーム
その場で画像確認

シーメンス・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:織畠潤一氏)は、ワイヤレスフラットディテクタを搭載したポータブル撮影装置Mobilett Miraの販売を開始した。

回診用X線撮影装置をいかに小さな労力で移動でき、いかに、高画質で診断をサポートできるか、シーメンスの追及が、新たな機動力を生み出した。軽量コンパクトで、しかも使いやすく、安全性と清潔性もクリアした新設計。その適応はルーチン検査から、小児科や整形外科領域、そしてICU、手術室や新生児室までをカバーする。

よりフレキシブルな検査環境を実現するために、フラットディテクタ活用によるフィルムレス環境の構築と、HIS/RISやPACSとを無線LAN(オプション)で結ぶワイヤレスネットワーク環境の実現、そして優れたモバイル性能と操作性が大幅に向上した。

Mobilett Miraの特長である フラットディテクタ“wi-Dm”と回旋型ケーブルレスカウンターバランスアームはモバイルX線画像検査のレベルを次の段階へと引き上げ、日常のワークフローを大きく改善する。

高精細フラットディテクタは、装置に搭載されたドッキングステーションで、常時充電されるため、撮影可能状態が常に保たれている。撮影場所を選ばず、これ一枚で必要な検査の殆どを実施することができる。

これまで、事前に必要だったフィルムの準備も一切不要。追加オーダーが出た場合においてもフィルムを取りに戻る必要がない。撮影後の画像は17インチ高精細モニタを用いて、ベッドサイドですぐに確認が出来る上、DICOM Send機能により瞬時に画像サーバーへと送信する事ができる。救急での診断が必要な場合や、万一再撮が必要な場合でも瞬時に対応することができる。

回旋型ケーブルレスカウンターバランスアームは今までのMOBILETTシリーズの長所を継承し、更に容易なポジショニングを実現する。アームの周りにケーブルの露出が一切なく、可動部にロックが無いカウンターバランスアーム設計を採用している。これによりポジショニング時に障害となりうる物を排除し、清潔な状態を保ったままポジショニングを可能にした。さらにアームの根幹部で180度の回転を可能にしたため、狭い病室内での取り回しをさらに向上させた。

MOBILETTシリーズの最大の特徴である高出力も継承し、シーメンス独自の画像処理技術により、高画質を作り上げるMobilett Miraは、ポータブル撮影のワークフローと画質を大幅に改善する。