キヤノンメディカルシステムズ、R-Pharmとロシア事業強化に向けた枠組み同意書を締結

2019.07.01

 キヤノンメディカルシステムズ(株)(以下、キヤノンメディカルシステムズ)は、ロシア ヘルスケア大手であるR-Pharm Holding社と、ロシア国内におけるキヤノン製医用画像診断装置の販売および、将来的な現地生産までを視野に入れた枠組み同意書を締結した。
 キヤノンメディカルシステムズは、CT、MRI、超音波画像診断装置などの医用画像診断装置の国内シェアNo.1、グローバルでもトップクラスのシェアを持ち、世界150カ国以上の国や地域に製品、サービスを提供している。
 ロシアにおいては、2015年、経済産業省の「日露循環器病画像診断トレーニングセンター設立プロジェクト」に参画し、モスクワ第一医科大学およびモスクワ循環器センターと共同で日露循環器病画像診断トレーニングセンターを設立し、当社の最新医療機器でロシアの医師に対してトレーニングを実施し、循環器診断・治療の技術レベル向上を支援するなど、ロシアの医療に貢献してきた。
 R-Pharm社は、ロシア ヘルスケア産業のリーディング企業で、ロシア国内とCIS諸国を中心に欧州、米国でも事業を行っており、その事業領域は医薬品、実験用サプライの研究開発、製造、販売、医療機器の製造、販売に及んでいる。
 今回の提携について、キヤノンメディカルシステムズ代表取締役社長 瀧口登志夫氏は「R-Pharm社との戦略的パートナーシップで合意に至ったことを喜ばしく思います。ロシア医療のさらなる発展に貢献すると同時に、日露経済協力に寄与することを期待しています」と語っている。R-Pharm会長のレピック氏は「キャノンメディカルシステムズとの提携は露日経済協力のさらなる深まりを示しています。ロシア市場に日本の先進技術をもたらし、国民へ幅広く医療サービスを届けることができると信じています」。
 キヤノンメディカルシステムズは今回の枠組み同意書をもとに、ロシア国内におけるキヤノン製画像診断装置の販売、将来的な現地生産開始を視野に事業の強化を図り、より質の高い、より効率の良い医療の実現を目指す。

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キヤノンメディカルシステムズ株式会社
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