アボットジャパン、生化学・免疫インテグレーション装置 Alinity® ci シリーズを新発売

2019.04.15

 2019年4月15日、アボットジャパン(以下、アボット)は本日、生化学・免疫インテグレーション装置Alinity®ci シリーズ(販売名:Alinity iシステム、医療機器届出番号:12B1X00001000032)を、発売した。
 Alinity ci シリーズは、短時間で多くの検査を行うとともに、小さい設置面積でいくつもの機材を用いることなく大量の検査を行うことを可能にする柔軟性を特長とする。
 今日、医療機関の検査部門は限られた資源とコストでより多くの業務を求められている。今後さらに高齢化が進み、慢性疾患の患者が増える中、検査量が増加することにより、検査部門の負担が大きくなることが想定される。2025年までには、日本の人口の30%近くが65 歳以上になり1、国民医療費は48兆円に達すると予測2されている。医療費と臨床検査に対する需要が増加する中で、検査部門はコストを削減しながら患者ケアを改善するために価値を提供することが求められている。
 アボットジャパン代表取締役社長の天野総太郎氏は、「アボットのAlinity ciシリーズは、検査室が検査結果をより迅速に臨床へ提供することをサポートできるよう、また進行する高齢化と増大する慢性疾患、医療アクセスの向上などによる検査数の増加にも効率よく対応できるよう設計されております。私どもは、Alinity ci シリーズと業務分析とインフォマティクスを組み合わせた弊社製品AlinIQ とで定量的医療の質向上へ貢献できることを願ってやみません。」と述べている。

※1 平成30年版高齢社会白書
※2 内閣府資料 2040年を見据えた社会保障の将来見通し

Alinity ciシリーズについて
 Alinity ci シリーズは、小さい設置面積で高性能という特長に加え、多くの顧客から寄せられた知見に基づいた、以下の機能を有している。
・作業を中断することなく、検体や試薬の架設および別レーンでの緊急検体の処理が可能。
・溶液や消耗品をいつでも供給でき、長時間装置を止めたり検査を中断したりすることなく、新たな溶液の架設が可能。
・溶液ボトルは鍵と鍵穴のように設計され、正しい溶液ボトルは正しい箇所にしか架設できない。
・Alinityファミリー全機種で共通の直感的かつ簡単に操作可能なインターフェースは、検査室の限られた人員体制に貢献。

 Alinityシリーズでは、全自動化学発光免疫測定装置Alinity iと全自動総合血液学分析装置Alinity hシリーズを2017年に発売している。
 Alinityシリーズは、免疫検査・生化学検査・ポイントオブケア・血液学検査・血液製剤スクリーニング検査及び遺伝子検査を含む、スクリーニング検査システムの製品シリーズだ。

Alinityについて
 Alinityの製品ラインには生化学検査、免疫検査、血液製剤スクリーニング検査、ポイントオブケア、血液学検査、遺伝子検査の各装置があり、これらに加えてAlinIQという、業務分析とインフォマティクスを組み合わせた新しいプロフェッショナルサービスがある。
 Alinityは、少ない人員で患者さんにより良い医療を提供するという検査室と医療機関にとっての最も重要な課題を解決する。詳しくはこちら。
https://www.abbott.com/corpnewsroom/product-and-innovation/new-systems-to-help-improve-patient-care.html

Alinity i(販売名:Alinity i システム、医療機器届出番号:12B1X00001000032)
Alinity hシリーズ(販売名:Alinity hシステム、医療機器届出番号:12B1X00001000033)
Alinity、AlinIQはアボット・ラボラトリーズの登録商標である。

<お問い合わせ先>
アボットジャパン株式会社 パブリックアフェアーズ
URL:https://www.abbott.co.jp/