キヤノンメディカルシステムズ、ハイエンド超音波診断装置・Aplio a-seriesの販売を開始

2018.04.09

 キヤノンメディカルシステムズ(株)は、超音波診断装置の新たなハイエンドシリーズAplio a-series(アプリオ エーシリーズ)2機種「Aplio a550」、「Aplio a450」を、4月13日(金)よりパシフィコ横浜にて開催される国際医用画像総合展(ITEM2018)に出展するとともに、同日より販売を開始する。

 2016年5月に販売開始し、昨年ラインアップを拡充したAplio i-series 「Aplio i900」、「Aplio i800」、「Aplio i700」、「Aplio i600」は、浅部から深部まで細く均一な超音波ビームを高密度で送受信できるiBeam Formingによる高画質性能や、幅広い臨床領域をカバーする先進の臨床アプリケーション、直感的に操作可能な優れたエルゴノミクスで好評を得ている。
 今回販売を開始する新製品は、そのAplio i-seriesの高性能なビームフォーミング技術を受け継ぎながらもさらなる小型・軽量化を実現した。

新製品の主な特長

1.選べる豊富な臨床アプリケーション
 低速で微細な血流を描出できる同社独自の血流イメージング技術「SMI」を搭載(オプション)している。組織の硬さを表示するStrain Elastography(ストレイン エラストグラフィ)やShear Wave Elastography(シェア ウェイブ エラストグラフィ)、CTやMRI、過去に検査した超音波画像と検査中の超音波画像を連動して表示するSmart Fusion(スマート フュージョン)、胎児をよりリアルに描出するLuminance(ルミナンス)や臓器の内部と表面構造を同時に表示して観察可能とするShadow Glass(シャドウ グラス)など、多彩なアプリケーションを搭載可能(オプション)だ。目的の検査に合わせて必要な臨床アプリケーションを選択できる。

2.既存装置と互換性のある豊富なプローブバリエーション
 既存のハイエンド装置Aplio 500やAplio i-seriesの主要なプローブの互換性がある。すでにこれらの装置をお使いただいている施設では比較的少ない投資で、腹部・心臓・血管・乳腺・甲状腺などの体表アプローチはもちろんのこと、産婦人科や泌尿器科用の体腔内走査、開腹手術用、穿刺専用、産科用4Dプローブなど20種類以上のプローブで、幅広い臨床領域をカバーすることができる。

3.小型・軽量化
 Aplio i-seriesからの優れた多くの特長・機能を受け継ぎながらも、質量では最大約12.7%(Aplio a550の場合)の軽量化を、奥行きを約10cm短くして占有面積を最大約20%(Aplio a450の場合)の小型化を実現している。専用のバッテリーオプションを搭載することで電源を入れたまま病院内を移動し、病棟などですぐに検査を開始することができる。

●お問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
ホームページ:https://jp.medical.canon/
Aplio、Made for Lifeは東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です。