キヤノンメディカルシステムズ、検査効率を向上させるオートポジショニング機構付き一般撮影システム「RADREX DRite」の販売開始

2018.03.15

 キヤノンメディカルシステムズ(株)は、オートポジショニング機構付き一般撮影システム RADREX DRite(ラドレックス ディライト)の国内販売を2018年2月中旬より開始した。

 一般撮影装置は、もっともベーシックな画像診断機器で、胸部や腹部の撮影、全身の骨の撮影など多様な検査に用いられ、検査ごとに様々な撮影に対する機器の位置決めが要求される。これまで、放射線技師による手動の位置合わせを行うため検査室で機器をセッティングし、その後操作室に移動して撮影しなければならず、一つの検査に多くの時間を要していた。新製品のRADREX DRiteは、電動駆動機構を搭載することで、指定の撮影ポジションに操作室からボタン一つで自動に位置合わせを行える。例えば胸部レントゲン撮影では都度行われていたX線管保持装置の位置決め、撮影方向のポジショニングなどの操作を自動化できるので、検査の大幅な効率化が図れる。また指定のポジション以外の場所に移動する際にも、パワーアシスト機能を搭載することより、スムーズな移動が行えるので検査環境のさらなる省力化を実現する。RADREX DRiteは、X線発生装置、X線管装置、X線管保持装置などをパッケージ化したシステムで、デジタルラジオグラフィ装置との組み合わせによりデジタル運用を可能とする。デジタル環境に対して柔軟な組み合わせが可能なため、FPDや撮影台は従来お使いのものをそのまま使用できるので、導入コストをおさえられる。 煩雑化する検査室業務を自動化することで検査効率を向上させるとともに、これまで操作に割かれていた時間を受診者のケアに当てられるため、より安全安心な検査を提供できる。

RADREX DRite

■装置特長
オートポジショニング機構
 X線管保持装置の各稼動軸全てに電動駆動機構を搭載した。操作室からの遠隔操作でもポジショニングが行え、検査導線の大幅な効率化が図れる。さらに、上下動ストロークはクラス最大の2mを実現。高い検査パフォーマンスを実現する。また、ジェネレータからの高圧ケーブルをケーブルベアに収納。すっきりとしたケーブルマネジメントにより、頭上の開放感、清潔感を提供する。

操作性
 視認性に優れた液晶タッチパネルをX線管保持装置、コンソール(操作卓)パネル双方に採用することで、機能の共通化が図れ、よりシームレスな操作性を実現している。また、システム内の各ユニットの情報を統合化しており、各ユニットをパネル上で操作できる。

RADREX、Made for Lifeはキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標です。
●お問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ(株) 広報室 江野
TEL:0287-26-5100
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