キヤノンメディカルシステムズ、第7回ものづくり日本大賞で「4次元X線CT」が経済産業大臣賞を受賞

2018.01.15
Aquilion ONE

 キヤノンメディカルシステムズ(株)は、内閣総理大臣表彰「第7回ものづくり日本大賞」において、「臓器の立体かつ動きを撮影でき、低被ばくで環境に優しい、4次元X線CT技術」が経済産業大臣賞を受賞した。表彰は、2月5日(木)ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)にて執り行われる予定だ。

 内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、ものづくりを継承、発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる団体・個人を顕彰する制度だ。

 同社は2007年、世界で初めて低線量撮影、高画質、高処理速度の4次元X線CTを開発し、現在までに最新の技術で改良を重ね、世界の医療現場で高い評価を得ている。幅160㎜の検出器は、世界最大の高集積化320列(各列896ch)、ノイズ低減、光変換効率をアップさせたセンサで一度に撮影が可能であり、被ばく量最大30%低減を実現した。さらに画像再構成技術により、低線量でも高画質な画像を高速に提供することができる。また、機構の高剛性化により、小型省スペース化と使い易さを向上し、普及を図った。臓器の動きを4次元(3D+時間差)撮影で捉えることで、従来の形態診断から機能診断を可能とし、医師の診断に貢献したことが評価されての受賞となった。

 同社は2018年1月4日に社名をキヤノンメディカルシステムズ(株)に変更した。これからも尊い命を守る医療の発展に貢献していく。

【キヤノンメディカルシステムズについて】
 同社は、2016年12月より、キヤノングループの一員となり、2018年1月4日に社名を「キヤノンメディカルシステムズ(株)」に変更した。疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や検査機器、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界140カ国以上に提供している。同社の経営スローガンである「Made for LifeTM」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献していく。
 キヤノンメディカルシステムズ(株) ホームページ:https://jp.medical.canon/
【地球環境への取り組み】
 同社は、より良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムを提供している。地球温暖化防止をはじめとし、医療放射線被ばくの低減、資源有効活用、化学物質の管理など推進し、地球との共生や豊かな価値の創造のために環境保全に取り組む。
キャノンメディカルシステムズ(株) 環境活動:https://jp.medical.canon/about/environment

Made for Life はキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標である。

●お問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ(株) 広報室 江野
TEL:0287‐26‐5100
URL:https://jp.medical.canon/