東芝メディカルシステムズ、米国Vital Images,Inc.の買収完了

2011.06.17

東芝メディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、社長:綱川 智、以下:東芝メディカル)は、東芝メディカルの買収目的子会社(以下:合併子会社)を通じた米国バイタル・イメージズ・インク(Vital Images,Inc./本社:ミネソタ州ミネアポリス、CEO:Michael Carrel、以下:バイタル社)の全発行済普通株式の公開買付け(以下:本公開買付け)について、本公開買付けに応募していないバイタル社の株主に向けて設定した本公開買付け後のSubsequent Offering Period が終了したと発表した。
その結果、2011年6月15日17時(米国東部時間)のSubsequent Offering Periodの終了時点で、当初の買付け期間(米国東部時間2011年5月11日から2011年6月8日まで)の応募分も合わせ、バイタル社の全発行株式総数の約86.7%に相当する12,253,984株の応募があった。
さらに合併子会社は、バイタル社の発行した新株を買い付けるオプションを行使することにより、バイタル社の発行済株式総数の90%超を取得した。その上で東芝メディカルは2011年6月16日(米国東部時間)、ミネソタ州法に従い、バイタル社と合併子会社との簡易合併(株主総会を開催しない合併手続き、Short Form Merger)を行い、総額約273百万ドルの現金によるバイタル社の買収を同日中に完了し、バイタル社は東芝メディカルの完全子会社となった。同日をもって、本公開買付けに応募されなかったバイタル社の株式は、本公開買付けにおける買取り価格と同額の一株当たり18.75 ドルの現金を受け取る権利に転換される。
なお、本合併の結果、バイタル社株式のNASDAQ市場での取引は停止される。
今後、東芝メディカルはバイタル社の技術との融合を実現し、画像ソリューション事業を強化することで、グローバル市場で求められる先進の画像診断解析ソフトウエアや画像ソリューションを医療従事者や医療ITプロバイダーに提供していく。

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東芝メディカルシステムズ株式会社広報室
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