東海メディカルプロダクツ、EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2015 ジャパンにて筒井宣政氏が日本代表となる

2015.11.25
 新日本有限責任監査法人は、11月24日に開催された起業家表彰制度EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン(以下、EOY Japan)のアワード・セレモニーにおいて、2015年度日本代表をはじめとする各賞の受賞者の発表を行った。この結果、2015年度日本代表は、東海メディカルプロダクツ(株)の筒井宣政氏となった。
 EOY Japanは、日本の起業家を国際的なステージに輩出する唯一の起業家表彰制度で、本年で15年目を迎える。それぞれの大賞などを受賞した計2人の中から日本代表が選出された。
 セレモニーではまず、「チャレンジング・スピリット部門」と「アクセラレーティング部門」のファイナリストが表彰された。その後、各部門の大賞等の表彰式などに続き、日本代表の発表・表彰が行われた。筒井宣政氏には、トロフィーと花束が贈られ、昨年度の日本代表・佐瀬守男氏より日本国旗が引き継がれた。
 最後は、審査委員長の出井伸之氏が総評コメントを述べ、式を締めくくった。選考は各界有識者により、起業家精神などの6つの審査基準に基づき実施された。筒井宣政氏は、来年6月に開催される世界大会EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EY World Entrepreneur Of The Year)に臨む。
<EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2015 ジャパン日本代表 筒井宣政氏のコメント>
 私の次女は心臓を悪くして生まれ、何としても治していただきたくてお金を貯めたのですが、手術不可能でした。妻の提案で、そのお金を病気の子供たちを救う施設などに寄付しに行った際に、主治医から人工心臓の研究をしないかと誘われ、医療の部門に入りました。
 現在は生まれたばかりの子供でも治療ができる、世界でもっとも小さくて細いカテーテルを開発しており、今まで助けられなかった人たちを救えるよう努力しております。医療はとても難しい仕事だったのですがなんとか乗り越えてこられました。今日このような賞をいただけたのは亡くなった娘がどこかで見守ってくれているからだと思っています。
 出来ることなら世界の頂点を取って来られるように精進いたします。ありがとうございました。

<審査委員長 出井伸之氏による総評>
 世界は技術的にも変化しています。特にインターネットができてからは、ものすごいスピードで情報の世界は変わっています。そこで日本は、大きな企業がいかに小さくなること、小さな企業がいかに大きくなること、この2つの変革をしていかなければなりません。これから成長する企業や、すでに大きい企業も、いろいろな意味での新しい技術・新しいビジネスモデルに転換する時期にあります。
 今日ここに来られた起業家の皆さまには、是非とも企業を大きく成長させて欲しいと思います

EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2015 ジャパン最終結果
<EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2015 ジャパン 日本代表>
筒井 宣政氏/株式会社東海メディカルプロダクツ 会長

<アクセラレーティング部門>
■大賞
筒井 宣政氏/株式会社東海メディカルプロダクツ 会長

<チャレンジング・スピリット部門>
■大賞
岩元 美智彦氏/日本環境設計株式会社 代表取締役社長
【コメント】
 技術、それを活かす仕組み、人を動かすワクワクドキドキ。今年はこの3つの答えを見出すことができました。それを表現した「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の「デロリアン」の企画が世界で初めて公式に認められ、発信することができました。今後は、この賞を糧にして世界で戦っていきたいと思います。

<特別賞>
野口 和輝氏/株式会社N・フィールド 代表取締役社長
遠藤 優介氏/株式会社遠藤商事・Holdings.

表彰カテゴリー
■ナショナル・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー部門 (本年は該当なし)
東証一部上場及びそれに準ずる企業の起業家で、ビジネスリーダーとして様々な分野で活躍されている起業家が対象。例えば、
・企業活動を海外展開し、グローバルな影響力を有する起業家。
・ビジネスモデルの競争優位性や、技術マーケティング力および社会の影響力など国内外で注目される起業家。
・相当の規模(例えば売上高数百億円以上)で活動を展開し、業界を牽引している起業家
■アクセラレーティング部門
審査対象となる企業(事業)に最低2年以上携わっている起業家で、新興市場上場企業およびそれに準ずる規模の企業(事業)の経営にたずさわっている起業家が対象。例えば、
・国内で一定の影響力を有し、更なる成長が期待される企業(事業)の経営に携わっている起業家。
■チャレンジング・スピリット部門
スタートアップ段階の企業(事業)の経営に携わっている起業家が対象。例えば、
・審査対象となる企業(事業)が、原則として創業(または事業に関与して)から7年を経過していない起業家。
・長年研究開発(または試行錯誤)してきた技術(ないしビジネスモデル)の確立に一定の目途がつき、幅広い展開を今後予定している起業家。
・革新的な技術(またはビジネス)をもって、今後の展開を予定している起業家。

審査委員・アドバイザー
審査委員長
・出井 伸之 氏
クオンタムリープ株式会社 代表取締役 ファウンダー&CEO
元ソニー株式会社会長 兼 CEO

審査委員
・赤浦 徹 氏
インキュベイトファンド 代表パートナー
日本ベンチャーキャピタル協会 常務理事
・飯塚 哲哉 氏
ザインエレクトロニクス株式会社 代表取締役会長
EOY 2001 Japan 日本代表
WEOY 2014 審査委員
・金井 一賴 氏
日本ベンチャー学会 会長
大阪商業大学 総合経営学部教授
・佐々木 啓介 氏
経済産業省 経済産業政策局 新規産業室長/産業資金課長
・鈴木 幸一 氏
株式会社インターネットイニシアティブ 代表取締役会長 兼CEO
・行方 國雄 氏
TMI総合法律事務所 パートナー
WEOY 2012 審査委員
・福本 拓也 氏
経済産業省 経済産業政策局 産業資金課長 兼 新規産業室長

アドバイザー
・荒井 寿光 氏
東京中小企業投資育成株式会社 相談役
・椎名 武雄 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社 名誉相談役
株式会社キュウ・シイ・エス・アソシエイツ 代表取締役
前EOY Japan 審査委員長
・原田 明典 氏
株式会社ディー・エヌ・エー
執行役員 モバイルサービス開発事業部長 兼 戦略投資推進室長
・松田 修一 氏
早稲田大学 名誉教授
元EOY Japan 審査委員長
元日本ベンチャー学会会長

※ EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(世界大会)とは
EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーは、アントレプレナーの輩出をグローバルに支援するプログラム。2001年より、毎年モナコ公国モンテカルロにて開催され、世界各国で代表に選出された受賞者が参加し、その努力と功績が称えられる。さらに、参加起業家の中から「The best of the best」として、その年の世界を代表する起業家”「EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」が選出、表彰される。

●お問い合わせ
新日本有限責任監査法人 EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー運営事務局
TEL:03-3503-1004
URL:http://www.shinnihon.or.jp/eoy