フィリップス、場所を選ばず診療をサポートできる タブレット型超音波診断装置「VISIQ(ビジック)」を発売

2015.09.02

-タッチパネル式のタブレットとトランスジューサのシンプルな構成で
直感的な操作性を実現し、小型ながら高画質な画像を提供-

 (株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン(以下 フィリップス)は、9月1日より、タブレット型超音波診断装置「VISIQ」の販売を、フクダ電子(株)を通じて開始することを発表した。
 「VISIQ」は、タブレット型タッチパネル式の専用本体と、USBで接続する腹部用のコンベックスプローブである「C5-2」トランスジューサを装備。数々の画像自動最適化機能も備えているため、高画質で簡便に超音波検査を行うことができる装置である。タッチパネルはピンチイン・ピンチアウトで画像の拡大・縮小ができ、アイコンもイラストで表現されるなど、スマートフォンや、タブレットPCと同様な直感的な操作が可能である。2D、カラー、Mモード、パルスドプラなど検査に必要なモードをそろえ、腹部全般の検査に対応、さらに産婦人科用の計測アプリケーションも搭載している。タブレットの機動性に加え、画面サイズは11.6インチのため、診断や詳細な計測にも十分な画像の提供が可能となっている。
「VISIQ」の希望販売価格は、オープン価格で、国内初年度の販売台数は約250台を見込んでいる。

タブレット型超音波診断装置「VISIQ」
「C5-2」トランスジューサ

タブレット型超音波診断装置「VISIQ」の主な特長
1. Ultra-mobile(ウルトラモバイル)

 超音波診断装置の小型化技術の向上により、フィリップスはトランスジューサ内に、標準的な超音波診断装置に使用される部品を内蔵する技術の開発に成功した。このトランスジューサをタブレット端末にUSB接続することによって、コンパクト性の高いタブレット型超音波診断装置として、場所を選ばずに診療をサポートすることができる。内蔵バッテリーはフル充電で最大2時間半連続してスキャンすることを可能とする。また、Wi-Fi機能により、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠した画像データをPACS(医療用画像管理システム)に転送することもできる。

2. Ultra-simple(ウルトラシンプル)
 フィリップスのソフトウェアと最新のタブレット技術を組み合わせて、素早く簡単に使用できるタッチパネルのユーザーインターフェースを開発した。「VISIQ」のタッチパネル操作は、スマートフォンやタブレット端末を使用したことのある誰もがなじみのある使用感で、画像の取り込みや測定、画像データの共有が簡単にできる。ピンチイン・ピンチアウトで画像の拡大・縮小ができ、アイコンもイラストで表現されるなど、直感的な操作が可能である。

3. Ultra-performance(ウルトラパフォーマンス)
 30年以上におよぶ超音波診断装置開発の経験を活かし、高度な超音波ビーム形成、信号処理技術、画像最適化機能により、コンパクト性の高いタブレット型超音波診断装置でありながら、高画質な画像を描出することが可能です。2D、カラー、Mモード、パルスドプラなど検査に必要なモードをそろえ、腹部、産婦人科用のアプリケーションも搭載している。11.6インチのタブレットを採用することで、機動性に加え診断に十分な画像の提供が可能である。

●お問い合わせ
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン
URL:https://www.philips.co.jp/

フクダ電子(株)
お客様窓口
TEL:03-5802-6600
URL:http://www.fukuda.co.jp/