東芝メディカルシステムズ、新型回診用X線装置「Mobirex」を新たに開発

2015.04.15
Mobirex
東芝メディカルシステムズ(株)は、従来のシステムを全面的に見直し、コンパクトでユーザビリティを大幅に向上させた回診用X線装置「MobirexTM(モビレックス)」を新たに開発した。病室、手術室、救急処置室など、スペースの限られた部屋でも迅速に様々な検査に対応できるため、検査効率の向上が期待できる。
Mobirexは大容量バッテリーを搭載した電動走行タイプで、X線照射も電源ケーブルを接続することなく撮影が可能。照射野ランプをLED化するなど、消費電力の削減も実現しました。支柱構造は直感的なポジショニングが容易なテレスコピックで、支柱の軸をオフセットさせより遠くまでアプローチ可能な当社独自のオフセットドーム構造を合わせた新型スリム支柱を採用した。
また、セキュリティーを確保したキーレスエントリーや可動絞り部での本体前後操作(微速スイッチ)など、ユーザビリティにこだわった機能を盛り込みました。「ラップトップパソコンやタブレット端末を置く場所が欲しい」との多くのユーザーからの要望から、装置上部にデジタル装置などを置くことができるスペースも設けている。
Mobirexは最大出力が14kW(通常出力)と32kW(高出力)の2種類のタイプから選択でき、ワイヤレスハンドスイッチなどのオプションを組み合わせることが可能。
なお、本新製品は4月17日~19日にパシフィコ横浜で開催される2015国際医用画像総合展(ITEM2015)に出品される。

Mobirexの主な特長

1.デザインを一新した新型ボディと支柱
・テレスコピック方式のスリム支柱
・独自のオフセットドーム構造
・本体幅56cmのコンパクト設計
・照射野ランプのLED化

2.こだわり抜いたユーザビリティ
・パスコードによるキーレスエントリー
・後輪2軸独立駆動
・可動絞り部での本体前後操作(微速スイッチ)
・X線管後方からの支柱操作(後方ハンドル)

3.充実のカスタマイズ性(オプション)
・前方ハンドスイッチ/ワイヤレスハンドスイッチ
・最大出力32kW×300kHU 大型X 線管
・ロング支柱タイプにて最大焦点高さ199cm

一般的名称 移動型アナログ式汎用X 線診断装置
販売名 インバータ式回診用X 線装置 Mobirex IME-3000D
認証番号 227ADBZX00043000

●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室 江野 0287-26-5100
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/