インテュイティブサージカル、日本市場で新製品「ダビンチXiサージカルシステム」を発売

2015.04.10

インテュイティブサージカルは、ダビンチ サージカルシステムの最新モデル、「da Vinci Xiサージカルシステム」(以下ダビンチXiシステム)の薬事承認が、2015年3月30日に厚生労働省から下りたことを受け、2015年5月下旬より、日本市場においてダビンチXiシステムの販売を開始する(薬事承認番号:22700BZX00112000)。

インテュイティブサージカルは、泌尿器科、胸部外科、婦人科、そして一般外科分野における低侵襲外科手術をさらに発展させることを目的に、ダビンチXiシステムを開発した。

「ダビンチXiサージカルシステム」の特長

1) アクセス性・操作性の大幅な向上を実現
ダビンチXiシステムでは、新しいオーバーヘッド・インストゥルメント・アーム構造が採用され、腹部および胸部における手術部位へのさまざまな角度からのアクセスが容易になった。また、一段と細径化したロボットアームと新デザインの関節により、患者様との距離を最適化しながら、より大きな可動域を実現した。さらに、インストゥルメントのシャフト長も延長され、到達域も拡大している。

2) より高画質な3D-HD画像と新エンドスコープが視野展開の多様化を確保
エンドスコープに新たなデジタル構造を採用し、カメラヘッドを一体化したシンプルでコンパクトなデザインでありながら、画質と操作性の向上を達成した。また、今までは専用アームのみに装着可能であったエンドスコープが、すべてのアームに装着できるようになり、より柔軟で広範囲に術野展開することが可能になった。

3) ガイド付きセットアップとレーザーターゲッティング機能によるドッキング時間の短縮
タッチパネルと音声ガイドによるセットアップ・ガイドと、システムとエンドスコープに新たに搭載されたレーザーターゲッティング機能により、迅速で再現性の高いドッキング作業が可能になった。

4) 将来のシステム拡張性を提供するプラットフォーム
ダビンチXiシステムは、既存の低侵襲外科手術を構成する最新技術に加え、将来の技術革新にもスムーズに対応・統合できる拡張性のあるテクノロジー・プラットフォームである。

インテュイティブサージカルの最高経営責任者ゲイリー・グットハート(Gary Guthart)は、「ダビンチXiシステムは、低侵襲外科手術を行う外科医のさまざまなニーズを満たすために、技術革新を積み重ね、第4世代のシステムとして2014年4月に米国で発売し、高い評価を受けている。米国での発売以降各国で順次上市しており、このたび日本でも発売の運びとなった。日本の外科医の先生方と患者様にダビンチXiシステムをご提案できることをたいへん楽しみにしている」と述べた。
インテュイティブサージカル合同会社社長の上條誠二氏は、「ダビンチXiシステムは、多くの機能を有し、手術部位へのアクセスが向上し、可動域はさらに広がり、セットアップもより簡便になった。低侵襲外科手術のためのテクノロジーがさらに高度化されたことにより、ダビンチXiシステムは、日本の外科医の先生方に新たな価値と精度の高い手技を提供できると確信している」と述べた。

【お知らせ】第115回日本外科学会にて ダビンチXiシステムを初展示
インテュイティブサージカルは、2015年4月16日~18日まで愛知県名古屋市で開催される、第115回日本外科学会に出展し、16日~17日の2日間、ダビンチXiシステムを展示する。
第115回日本外科学会について:http://www.jssoc.or.jp/jss115/
会場:名古屋国際会議場(ブース番号:49)

<ダビンチ サージカル システムについて>
ダビンチ(da Vinci)は、低侵襲外科手術を外科医が最適に実施するための手術環境を提供する。人間工学にかなったサージョンコンソール、3~4本のインタラクティブアームを有したペイシェントカート、高性能の画像システム、専用のEndoWrist®インストゥルメントから構成されている。術者の手の動きを縮小して手ぶれを補正し、極めて精緻な動作を行うEndoWrist®インストゥルメントによる極めて精緻な動き、そして優れた3D高解像度画像により、高い精度と操作性を提供し、複雑な剥離・切開や再建術を要する手術に低侵襲性手技を施すことを可能にした。日本では2009年に厚生労働省より薬事承認を取得している。

●お問い合わせ
インテュイティブサージカル合同会社 マーケティング
TEL:03-5575-1326
URL:http://www.intuitivesurgical.com/jp/