キヤノンマーケティングジャパン、米国3D SYSTEMS社製の産業用3Dプリンター“ProX800”を発売

2015.02.19

キヤノンマーケティングジャパン、米国3D SYSTEMS社製の産業用3Dプリンター“ProX800”を発売

 キヤノンマーケティングジャパン(株)(以下、キヤノンMJ) は、米国3D SYSTEMS製の3D プリンター「SLAプロダクションシリーズ」の新モデル“ProX800”の販売を2015年2月19日より開始する。

造形サンプル
光造形機“ProX800”
造形サンプル
 

 光造形機は、エポキシ系のUV硬化樹脂に紫外線レーザーを照射し、3次元CADデータに基づき任意の形状を立体的に造形する装置である。航空宇宙や医療機器、製造マスターパターン、自動車、電子機器、義歯・歯科矯正、タービン製造等の分野で、エンジニアリング工程を短期間に結合しパーツ生産性の効率化を実現する。

■SLAプロダクションシリーズ“ProX800”の特長
3D SYSTEMS社は、1986年に世界初となる光造形技術を製品化して以来3Dプリンター業界を牽引し続け、粉末積層造形機など多様なプリントエンジンで最先端のものづくりに貢献している。
 最新の光造形技術が搭載された“ProX800”は高い精度と正確さを兼ね備え、従来モデルより長寿命化されたプリントヘッドで省スペース化を実現しています。耐熱、耐衝撃性、高安定性、高剛性、高摩耗耐性、透過性、ABSライク、ポリプロピレンライクなど、幅広い材料ラインアップからお客さまの目的に応じた造形物を作成することが可能。

■発売の背景と目的
キヤノンMJは、今後も継続的な需要の伸びが期待されている自動車・航空宇宙・ロボット産業、エレクトロニクス、バイオ・医療・歯科業界など広範な分野をターゲットに3Dプリンターを拡販する。また、昨年末ドイツで開催された「EUROMOLD」に参考出品された、樹脂粉末積層造形機の新モデル“ProX500Plus”と金属粉末積層造形機の新モデル“ProX400”に搭載された最新技術をお客さまに紹介しながら、目的に応じた最適な3Dプリンターを提案します。装置販売やソリューション提案だけでなく、納入後の密な技術サポートとフィールドサービスを強みに、産業用3Dプリンター市場の裾野を拡大していくという。

       製品名          価格(税別)         販売開始時期国内販売計画
3D SYSTEMS社製3Dプリンター
SLAプロダクションシリーズ“ProX800”   7500万円~※        2015年2月19日10台/年
※機種および装置構成により価格は異なります。

<光造形3DプリンターSLAプロダクションシリーズ“ProX800”の概要>
1.主な特長
・精密な造形が可能
・高い解像度とシャープな仕上がり
・幅広い機能的な材料ラインアップで多様なアプリケーションに対応
・大容量の造形容積で高い生産性を実現
・刷新されたプリントヘッドコントロールによりプリントヘッドが高寿命化
2.主な用途
・航空宇宙や医療機器、製造マスターパターン、自動車、電子機器、義歯・歯科矯正、タービン製造等の分野などでのデザイン検討モデルの製造。
3.主な仕様
造形サイズ    :650×750×550mm
最大パーツ重量 :75kg
積層厚     :0.05mm ~ 0.15mm
描画速度    :ボーダースポット 3.5m/sec、ラージハッチスポット 25m /sec

●お問い合わせ
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
プロセス機器営業部 販売第一課
TEL:03-3740-3399
URL:http://cweb.canon.jp/3dsystems/index.html