富士フイルムRIファーマ、PET検査にてアミロイドβを可視化する放射性医薬品「florbetapir(18F)注射液」の共同開発契約を締結

2014.11.10

富士フイルムRIファーマ(株)と日本イーライリリー株式会社は、PET検査にて脳内アミロイドβ(ベータ)プラークを可視化する放射性医薬品「florbetapir(18F)注射液」の、日本国内における共同開発契約を締結した。アルツハイマー型認知症(AD)は、アミロイドβというタンパク質の脳内への異常な蓄積が発症原因の一つと考えらる。「florbetapir(18F)注射液」は、脳内のアミロイドβの蓄積を可視化することができ、ADが疑われる認知機能障害を有する患者に対して、診断的評価を補助する目的で使用される。富士フイルムRIファーマと日本イーライリリーは、「florbetapir(18F)注射液」の国内での共同開発体制構築により、より多くの医療機関で同剤を使用したアミロイドイメージングが行えるようになることを目指している。高齢化社会の進展に伴って急速に増加している認知症の診断精度向上に貢献できるよう、両社ともに企業努力を重ねていくようだ。

※なお、この共同開発契約とは別に、日本イーライリリーは、サイクロトロンを有する医療機関内にて「florbetapir(18F)注射液」の合成を目的に使用する放射性医薬品合成設備「NEPTISR plug-01」の医療機器製造販売承認を2014年7月に取得している。

プレスリリースは下記のリンクにて
PET検査にてアミロイドβを可視化する放射性医薬品「florbetapir(18F)注射液」の共同開発契約を締結http://fri.fujifilm.co.jp/information/detail/pack/pdf/141104_01.pdf
PET(陽電子放射断層撮影)検査用の放射性医薬品市場に参入富士フイルム(株)プレスリリースhttp://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0932.html

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