EIZO、手術室向けの映像ソリューション事業に本格参入

2014.10.30

手術室向け映像ソリューション事業に本格参入 ~メディカル事業の更なる拡大へ~

EIZO(株)は、手術室向けの映像ソリューション事業に本格参入する。

同社はこれまで手術室向けには、X線透視装置や内視鏡など様々なシステムから送信される医療情報を収集し管理する機器と、それら医療情報を表示する高解像度モニターというハードウェアの提案を行ってきた。

しかし今日では医療の高度化に伴い、手術室内のシステムは複雑化し、医療情報も多様化している。そのため、手術の円滑な進行や効率化に配慮した、多様な医用画像や情報の操作が簡単に行なえる解決方法が求められている。さらに、導入するシステムやその活用方法は施設ごとに異なり、手術室環境に対する要望も多様化傾向にある。

これに対し同社は今後、医療施設のお客様のコンサルティングを行い、個々の要望に合わせた手術室内の映像環境を、従来同社が得意としてきたハードウェアのみならず、新たにソフトウェアやネットワークも含め総合的にソリューション提案する体制を整えた。

具体的には、ドイツのグループ会社EIZO GmbH内にORソリューションの開発・販売・導入支援を行う専門チームを立ち上げ、日本国内では、営業部内に「モダリティ・ORソリューション課」を新設し、活動を開始する。

また今後の本格展開に向けて、同社のソリューションを「CuratOR(キュレーター)」と名付けた。これは手術室向け映像ソリューションの専門家になるという、EIZOの意思を表している。

同社はこれまで展開していた医療画像表示用や、電子カルテ用のモニター提案に加えて、今回発表の手術室向けの総合的な映像ソリューション「CuratOR」を提供していく。そして、病院内の様々な映像ニーズに対応するメディカル映像ソリューションプロバイダーとして、メディカル市場で圧倒的No.1を目指し、同社の存在感をさらに高めていく。

なお、2014年11月12日(水)~15日(土)にデュッセルドルフ市で開催される医療機器・製品展示会「Medica 2014」で同ソリューション全製品を一堂に展示する。

手術室向けソリューション CuratOR

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EIZO(株)
URL:http://www.eizo.co.jp/