フィリップス、MRI 操作室専用モニタ 「Expression IP5 information portal」を発売

2014.09.29

(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、10 月1 日より、MRI(磁気共鳴画像診断装置)操作室専用モニタ「Expression IP5 information portal(エクスプレッション アイピーファイブ インフォーメーション ポータル)」(以下「Expression IP5」)の販売を開始することを発表した。
同社が販売しているMRI 対応生体情報モニタは、全世界で一万台以上の累計販売実績と*1、MRI 検査室で使用される生体情報モニタの世界シェアNo.1*2を誇っている。
このたび販売を開始する「Expression IP5」は、日本で2012 年に発売した MRI 対応生体情報モニタ「Expression」と、同じく10 月1 日に発売する「Expression MR200」に対応する、世界初*3のMRI 操作室専用のタッチスクリーンモニタである。「Expression IP5」は、「Expression」や「Expression MR200」がMRI 検査室内で測定した生体情報をMRI 操作室から無線通信で取得し、院内ネットワークを経由し電子カルテや麻酔記録システムなど院内情報システムと連携、MRI 検査全体にわたる優れた患者ケア、検査効率の向上を実現する。
「Expression IP5」の希望販売価格は160 万円からで(税抜、仕様により異なる)、国内初年度の販売台数は約200 台を見込んでいる。

 
「Expression IP5 information portal」

表示ディスプレイ:19 型(対角48.3 cm)
サイズ:33.12cm (高さ)x 47.63cm(幅) x 16.38cm(奥行き)
質量: 8.3kg

「Expression IP5」の主な特長
・無線通信によりMRI 操作室から生体情報のモニタリングが可能。
・MRI 操作室専用のタッチスクリーンモニタを搭載し操作が直観的でより簡単になる。
・19 インチのカラーワイドスクリーンディスプレイを採用し、モニタリングしている生体情報の視認性を高める。
・HL7 規格に準拠した連携プロトコルにより電子カルテ、麻酔記録システムなど院内情報システムとMRI 検査時の生体情報のデータ連携が容易になる。院内ネットワークと時刻を同期させて一貫した相互運用も可能。

フィリップス MRI 対応生体情報モニタ*4の特長
・同社の MRI 対応生体情報モニタは、測定パラメータや構成にかかわらずMRI 画像に干渉しないための設計がされている。そして「Essential」、「Expression」、「ExpressionMR200」いずれも、1.5T/3.0T(テスラ)のMRI 装置の環境で干渉せず問題なく使用可能であることを試験により確認済みで、フィリップスならびに他社の主要なMRI 装置と併用が可能である。
・「Essential」と「Expression」または「Expression MR200」の2 つのモニタを組み合わせることで、鎮静処置から検査、搬送、回復までの一連の流れを、1 つの無線モジュールでシームレスに連携し、ワークフローの改善を実現する。
・MRI 検査室専用生体情報モニタ「Expression」「Expression MR200」と、MRI 操作室専用モニタ「Expression IP5」を組み合わせて使うことにより*5 、MRI 検査時のモニタリングデータを電子カルテ、麻酔記録システムをはじめとした、主要な院内情報システムと連携することができる。

*1 海外フィリップス社調べ。2012年6月時点。
*2 InMedica 社調べ。2013 年8月レポートより。
*3 海外フィリップス社調べ。
*4 「Expression」「Essential」「Expression MR200」の3機種。
*5 「Expression」「Expression MR200」のみ、モニタリングデータの「Expression IP5」への無線送信が可能となる

●お問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
ヘルスケア事業部 お客様窓口 TEL: 0120-556-494
URL: http://www.philips.co.jp/