クック メディカル社製「Zilver PTX薬剤溶出型 末梢血管用ステント」の有効性、日本の使用成績調査データからも実証、欧州学会にて発表

2014.05.30
2014年5月29日米国インディアナ州ブルーミントンZilver(ジルバー)PTX薬剤溶出型 末梢血管用ステントは、その留置を受けた907名の日本人患者に対しステントの安全性と有効性を評価するために行われた使用成績調査(PMS)の1年目フォローアップデータで、大腿-膝窩動脈の開存率に関して良好な結果を示した。同データは2014 Euro PCRで発表された。
同PMSは日本で実施され、調査データは横井宏佳医師(福岡山王病院循環器センター長)により発表された。Zilver PTXの治療を受けた末梢動脈疾患(PAD)患者907名が登録され、うち838名が12か月の追跡調査の有効症例とされた。1年後の再血行再建術(TLR)の非発生率は91.4%を示し、また1次開存率は84.8%と、Zilver PTXの過去の臨床試験と同様の結果を得た。

同社PI(末梢血管インターベンション)事業部国際事業部長のマーク・ブリードラブ氏は、次のように述べている。「今回日本で実施したPMSには、各国の医師が日々治療にあたっているものと同様の、様々な病変タイプの症例が含まれており、弊社としては本調査結果に対し大変満足しています。他の臨床試験と同様に、本PMSによりZilver PTXに塗布されている薬剤効果の持続性が実証されました」。

Zilver PTXは、欧州連合で2009年8月、米国と日本では2012年に承認され、発売以来、北米、欧州、アジア、南アフリカ、オーストラリア、およびニュージーランドで25,000人を超える患者の治療に使用されている。

製品概要
販売名:Zilver PTX薬剤溶出型末梢血管用ステント
薬事法承認番号:22400BZX00013000

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フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
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