富士フイルムの診療支援統合システムの描画機能をワコムの液晶ペンタブレットで強化

2014.04.10

富士フイルムの診療支援統合システムの描画機能をワコムの液晶ペンタブレットで強化

 富士フイルムメディカル(株)の診療支援統合システム「Yahgee(ヤギー)」に描画ツール「ドクターカンバス」が標準搭載され、(株)ワコムの液晶ペンタブレット「DTK-2241/Medical」上での描画機能が強化された。
 

DTK2241/medical

 

 「Yahgee」は各診療部門で発生した情報の管理を容易にする。電子文書管理、チーム管理などの業務ワークフロー支援、自科検査ファイリングなどのあらゆる診療情報/業務を統合しデータベース化することで一元管理できる。電子カルテ、検査部門システム、地域連携システム、デジタルカメラ、スキャナ、液晶ペンタブレットなどとの連携に柔軟に対応した拡張性の高い、統合的な診療支援プラットフォーム。
 
 本システムには、以前からシェーマや検査画像に対する描画機能が備わっていたが、手術記録での活用や眼科への導入を機に、より高度な描画表現に対する要望が高まった。筆圧を感知するワコムの液晶ペンタブレットと同製品メディカルモデル標準搭載の「ドクターカンバス」を合わせて利用する事で、紙カルテと同様に、色鉛筆で描いたような色の重ねあわせや繊細な表現が電子カルテ上でも実現可能。さらに「Yahgee」と連携することで、診療文書に貼り付けたシェーマやレントゲン・MRI・CTなどの検査画像を「ドクターカンバス」で読み込むことができるため、画像に直接書いて所見記入することもできる。直感的な描画動作で絵が描けるので、メディカルスケッチが必要な手術記録、退院サマリ、各種の検査レポート、診療情報提供書、眼科や耳鼻科の診療記録、看護師による床ずれの記録など様々な診療科や医療従事者が利用できる。
 

DTK2241medical_yaghee

 
 現在、「Yahgee」は約30施設の大学病院を含む300施設以上の中核病院に採用され、様々な診療科のドキュメント・ファイリング・システムとして利用されている。「Yahgee」にワコムの液晶ペンタブレットを導入して実現する高度な描画機能は、「退院時サマリ」や「手術記録」の記載など、幅広い診療科・部署での活用が見込まれる。現在は大規模の地域基幹病院で多く採用されているが、今後は100床規模の中小病院での拡大も目指している。
 
 ペンによる文字・図などの入力や、検査レポートの作成支援可能な21.5型液晶ペンタブレット「DTK-2241/Medical」と診療支援統合システム「Yahgee(ヤギー)」ならびに総合生理検査システム 「PrescientR (プレシエント) PHYS」を利用したオペレーションは4月11日(金)から13日(日)までパシフィコ横浜で開催される国際医用画像総合展「ITEM2014」のワコム(パシフィコ横浜211)ならびに同社(パシフィコ横浜18)のブースで体験ができる。

※「DTK-2241/Medical」の詳細はこちらから
http://tablet.wacom.co.jp/medical/products/dtk2241/
 
※ITEM 2014出展の詳細はこちらから:
http://wacom.expoline.jp/
  

●問い合わせ
(株)ワコム
営業部医療営業グループ
TEL:03-5337-6706/06-6374-0074
URL:http://wdnet.jp/