日立アロカメディカル、X線骨密度測定装置「DCS-900FX」を発表

2014.04.02

 日立アロカメディカル(株)は、X線骨密度測定装置(二重エネルギー骨X線吸収測定一体型装置)「ダイクロマスキャンDCS-900FX」を発表した。
 

 

 

ダイクロマスキャンDCS-900FX
(医療機器認証番号:226AABZX00001000)
 超高齢化社会を迎えつつある今、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策に取り組む動きが広がり、骨粗鬆症の検査が重要視されている。
 DCS-900FXは、骨密度測定装置を用いた骨粗鬆症診断において、検査者だけでなく被検者の快適性を重視し、さらに高画質テクノロジーを兼ね備えた装置として開発された。多様なニーズに適応する、高い汎用性を持ったX線骨密度測定装置である。
(同製品は2014年4月11日から開かれる国際医用画像総合展(ITEM2014)に出展予定)
 
製品の特長
1.省スペース設計が実現する快適性
 設置面積0.72m2というコンパクト設計が、用途に応じた移動や最小限のスペースでの設置を容易。またワンタッチで装置ヘッドを開閉する事(ワンタッチオープン機構)により被検者が乗降しやすいよう設計した。また、位置決めを容易にするガイドライン方式や測定中ガイドカラー表示を採用し、被検者だけでなく検査者の負担も軽減する。
 
2.多様なニーズに適応する汎用性
 DCS-900FXは、骨密度測定で重要視される腰椎・大腿骨・前腕測定に対応している。また、装置の設置高さが調節可能なのでX線撮影装置や市販品の撮影台との組合せができ、限られた空間への設置と多様な組み合わせを可能にする※1
 
3.高画質テクノロジーと快適なアプリケーション
 コンパクトで高出力のX線発生装置と独自のワンパススキャン機能により、高速スキャンと信頼性の高い測定値取得を実現。腰椎測定:約40秒※2大腿骨測定:約20秒※2という短時間測定により、被検者への負担も軽減する事ができる。また、日立アロカ独自のBMスタビライザー(骨塩量安定機構)により、高次元での精度管理も可能にしました。
 コンペアモード(前回の解析画像比較モード)やメタルリムーブ機能(大腿骨人工骨頭除去機能)等、多彩なアプリケーションを有し、DICOM通信機能※3も搭載、MWMやMPPSもサポートしている。
 
※1 設置・組合せ詳細については同社営業担当者へお問い合せ下さい。
※2 標準モードによる。
※3 オプション機能。DICONはNEMAの医療情報のデジタル通信に関する規格に対する登録商標。
  
●お問い合せ
日立アロカメディカル(株)
マーケティングコミュニケーション部
TEL:0422-45-5991
URL:http://www.hitachi-aloka.co.jp/