インターシステムズと日立でアプリケーションパートナー契約を締結

2013.10.31

 医療ITシステムの連携や基盤技術のグローバルリーディングカンパニーであるインターシステムズコーポレーションの日本法人であるインターシステムズジャパン(株)と(株)日立製作所は、両社の医療分野におけるITを活用した事業拡大をねらい、アプリケーションパートナー契約を締結した。

 インターシステムズは、日立に医療アプリケーションでは世界で最も使用されている高速オブジェクトデータベース「InterSystems Caché®(キャシエ)」、国内外の先進医療機関で使用されているアプリケーション接続・連携プラットフォーム「InterSystems Ensemblé®(アンサンブル)」、戦略的相互接続とアクションを導く分析機能を実現する医療情報プラットフォーム「InterSystems HealthSharé®(ヘルスシェア)」を提供する。

 今回の契約締結により、グローバルで多くの医療情報交換システムで採用されているインターシステムズの優れた基盤技術、豊富な経験と日立の医療分野におけるITシステムの構築ノウハウやシステムインテグレーション技術を組み合せ、ヘルスケア関連施設に散在する関連情報を連携させるシステムを構築し、ビッグデータ利活用や地域における医療から健康管理までのヘルスケアサービスの向上・効率化を、ITで実現していく。例えば、ヘルスケア関連機関間で希望者の医療情報や健診情報を共有することで、地域連携パスや診療・検査予約の取得などが実現可能となる。

 今回の契約締結につき、インターシステムズジャパン代表取締役社長の植松裕史氏は、「日立の優れた技術とノウハウを生かした医療の分野での革新的なソリューションの開発を、当社の基盤技術でサポートさせていだけることを大変嬉しく思います」と喜びを述べた。
 また、日立情報・通信システム社スマート情報システム統括本部統括本部長の柴原節男氏は、「ヘルスケア事業は日立の注力分野の一つであり国内外での事業を加速化させるべく推進しています。その中でヘルスケア分野におけるソフトウェア製品でグローバルリーダであるインターシステムズとの契約締結は、日立にとって技術面、ビジネス面において大きな一歩と考えています」と契約締結の意義について語った。

 両社は今後、アプリケーションパートナー契約を足がかりに、ヘルスケア情報連携アプリケーション開発以外にも、予防・介護を含む医療アプリケーション開発やクラウドサービスなどを含むさまざまな形態に発展させ、日本をはじめとした医療分野におけるITを活用したビジネス領域をグローバルに展開していく予定。

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